俺はお前と児童文学の話をしたいよ

こんにちは、アサクラです。

先日、Twitterでこんなトピックスが話題になりましたよね。

そう、みんな大好きデルトラ・クエストです。トレンドにも入っていた様で「1部も良いけど2部の表紙も好き」とか「アニメ版のジャスミンで褐色に目覚めた」とかあの頃を懐かしむオタクの声が沢山聴けて、ニヤニヤしながら「漏れはルーカス(鬼強い弟を体内に宿している良い奴)が好きやったなぁ…」とか思っていたんですけど、そこで問いかけてきたんですよね。”あの頃のおれ”が。
お前が好きだったのはデルトラ・クエストだけじゃなかっただろう?と。あの時学校の誰とも面白さを共有できなかった悔しさを、今こそ晴らすべきじゃないのか?と。
はい、ということで今回はただただおれが小学生の時に読み漁っていた児童文学についてキモオタ語りをしていく記事になります。
学校と近所の市民図書館に入り浸っていたオタクのみんな!漏れについてこい!!!!!!!

黒魔女さんが通る!!シリーズ 作/石崎洋司 絵/藤田香

まずはみんな大好き『黒魔女さんが通る!!』からいきましょう。その面白さについては多くを語るべくもなし。クラスメートのキャラが濃すぎるが故のコメディシーンはめちゃくちゃ面白かったし、シリアスシーンが結構重めでそのギャップが印象的だったなと。
ちなみに漏れは”桃花・ブロッサム”にガチハマりして一時期「おっくれてるぅ~!」を口癖にしていた時期があった。あとゴスロリ着ないと魔法を使えないって設定も良すぎるよね。ゴスロリに初めて出会い、脳を破壊されたのもこの作品と『黒薔薇姫』シリーズ、そしてEテレでやってた『マリー&ガリー』だったからその辺でもかな~り記憶に残っている作品です。つっても6年生編多分読んでないんスよね。最終巻でたら全巻揃えたろかな…。

妖界ナビ・ルナシリーズ 作/池田美代子

竜堂ルナ(りんどう ルナ)
本作の主人公。人間で陰陽師である父親竜堂清吾と妖怪で沢白国の姫である母親レンメイから生まれた半人半妖であり、伝説の子の片割れ。焦げ茶色の長髪と色白の肌の他、時折緑色に見える茶色の大きな瞳を持つ。

あああああああああ!!!ファンタジー児童文学大好き!!!!
はい。これも読んでた人はかなり多いんじゃないでしょうか。みんな大好き青い鳥文庫でも刊行されたり漫画化もされたり。根強い人気を誇るシリーズですよね。
作り込まれた設定と対象年齢にしては痛々しく描写された戦闘シーンやシリアスなストーリーに引き込まれてハマった覚えがあります。流血シーンも結構多かったような。主人公も児童養護施設に置き去りにされるっていうなかなかにハードな生い立ち送ってるし、敵キャラもガッツリ悪人で今でも読み応えあるんじゃないか…とも思う。あとなんつっても竜堂ルナの可愛さ。これに尽きる。覚醒後ルナの落ち着いた感じも良いんだけど、漏れはやっぱり初期ルナ(フォア文庫版)かな~やっぱり。

マジで良い。平成味のある正統派美少女のルックスに、うなじに目がある異形感たまんね~~!!

魔法屋ポプルシリーズ 作/堀口勇太 絵/玖珂つかさ

ひぃあああああああああああ!!!ファンタジー児童文学大好き!!!!

見習い魔女ポプルと正体不明の最強魔術師ルルゾ・ラルガス、そんで永い眠りから復活したイケメン大魔王が織りなすコメディあり感動ありの魔法ファンタジー、なんですけど、これに関しては完全に表紙イラストで持っていかれた記憶がある。登場人物全員もれなくイケメンor可愛くてたまんね~ですよね。当時の児童文学でここまで挿絵がマンガっぽく書かれたものってあんまなかった気がする(同じ文庫から出てた『らくだい魔女』シリーズも似た雰囲気だったがここまでではなかった)からこそ『ポプル』は図書館の中でも異彩を放っていましたね。しかも主人公は獣人とエルフのハーフで実年齢は300歳超えのロリ魔女ときたもんだ。確かネズミみたいなシッポが生えててめっちゃお尻弱いみたいな設定もあった気がする。最高か?
ポプルのトラブルメーカーっぷりに振り回される使い魔たち(元大魔王)のやれやれ感とか、巻を追うにつれての主人公の成長とか、コテコテの魔法ファンタジーって感じでスゴイ読みやすかったです。『らくだい魔女』の前例もあるから、密かにアニメ化されることを願ってます。

アモス・ダラゴン 作/ブリアン・ペロー

デルトラ・クエスト、ハリー・ポッター、ダレン・シャン、ナルニアetc…
数ある海外ファンタジーの中でも一番ハマったのが、アモス・ダラゴンでした。北欧神話を下敷きにした”神と人間の対立”を描いた作品なんですけど、ま~主人公のアモス・ダラゴンの主人公っぷりがカッコいい。絶体絶命のピンチも咄嗟の閃きで切り抜け、ヒロインともしっかり良い感じになるみたいな…。8巻で鳥人の女の子とのやり取りがすごいよかった記憶がある。アモスダラゴン一行のキャラも良くて、例えば一巻の表紙に描かれているベオルフ(熊に変身できる獣戦士、良いヤツ)とメデューサ(周りが神話級の武器を手に入れてパワーアップしていくなかで自前の石化能力だけで活躍しまくった有能キャラ)の甘酸っぱいやり取りにムズムズしてた。
そして、やっぱり闘う相手が神様だけあって、やることもエゲツない。イナゴを大発生させたり感染病撒き散らしたり。こんなんどうやって勝つねん…みたいな敵にも力を合わせて立ち向かっていく一行の姿に幼心を昂らせてましたね。

まとめ

とりあえず特に記憶に残っている4シリーズをあげてみましたが、いかがでしたでしょうか。これ以外にも読んでたシリーズはめちゃくちゃあって、『タイムスリップ探偵団』とか『魔界屋リリー』『マジカル少女レイナ』シリーズは図書館に新刊が入るたびいの一番に読んでたし、『はやみねかおる』氏の作品も全部どハマりしてた。こないだ『都会のトム&ソーヤ』の新刊読んだけど相変わらずめちゃくちゃ面白かったな…。海外の作品だと『マジックツリーハウス』シリーズとか『ドラゴンスレイヤーアカデミー』シリーズとかをかじりついて読んでた記憶がある。

みなさんの"あの頃”を思い出す一助となるような記事になっていれば幸いです。気が向いたら地元の図書館行ったりKindleで買ったりして思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
それでは。


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