”Z世代”?いや、これからは”α世代”。17歳の才能「Misaki Hinata」を知ってくれ。

お久しぶりです。アサクラです。半年以上ぶりに記事を書きました。よろしくお願いいたします。

さて、みなさんは"Z世代"という言葉はもう知っていますよね?そしてこの世代から生まれた新進気鋭のアーティストたちの事も。例えば、この人。

ま~バキバキに売れましたよね。Vaundy。Spotifyの広告に起用されたぐらいから一気に人気が加速していった印象。あとはMomとか、Mega  Shinnosukeとか、どんぐりずとかも”Z世代”にくくられることが多いような。まぁ定義は人によって様々だと思うけど、「20代前半」の「インターネット発」アーティストにこの呼称が使われていますね。だけども……

Z世代、多すぎ問題

そう、多いんすよ。個人の発信力が高まるにつれ、インターネット上で人気のアーティストってどんどん出てきている感じ、していませんか?だからこそ、ここいらで世代分け、しときませんか?群雄割拠が面白いのは分かるけども、飽和しすぎるのは、良くない。

これもしっかりとした定義がなされている訳ではないんですけど、Z世代の次、2010年代~2020年代生まれは”α世代”と呼ばれるようです。さて、やっと本題です。今回は、これから出てくるであろう"α世代アーティスト”を背負って立つ「才能」を紹介したいと思います。それがこちら。

Misaki Hinata & Feline Teck/Why

さて、今回紹介するのは弱冠17歳の若き才能「Misaki Hinata」です。どうですか?めちゃ良くないですか?
ってか久々にUKガラージ聴きましたね。日本では00年代以降流行は一旦落ち着きましたが、Hip-Hop界隈で再び人気が再燃しつつあり(後述します)、日本国内でも再び2stepを色んな所で聴けるようになってくるのでは、と個人的には思っています。

で、この曲はというと、もちろんジャンルで括ると2stepなんですけど、かといってオールドスクールではなく、現代のトレンドを踏襲しながら、ポップに仕上がっています。

当時の楽曲と比べて少しだけ上がったbpmにリズミカルなライミングがめちゃくちゃ合ってますし、ブレイクを挟んで曲展開に緩急をつけているのも、なかなか新鮮な感じがしますよね。2stepに触れてこなかった層でも聞きやすく、耳馴染みが良い曲だな〜と感じました。

Hip-Hop界隈でも2stepが云々という話をすると、例えばフリースタイルバトルから名を上げた「SAM」がこんな曲をリリースしていて、

ファンからもしっかり支持を得ていることから、着実に2step再燃の兆しが見て取れます。
他にも「Sexy Zone」がめちゃくちゃかっけぇ王道ガラージをリリースしていたり。

この辺含めた2stepリバイバルの話はしっかりしたいんですけど、本記事との趣旨から外れるのでこのくらいに。「Misaki Hinata」の曲をもう一つ紹介します。

Misaki Hinata/Misalignment (feat. 嚩ᴴᴬᴷᵁ)

5月にリリースされた新曲です。SoundCloudを中心に人気を集めているヒップホップクルー「Dr.Anon」より「嚩ᴴᴬᴷᵁを客演に迎えた一曲。先ほど紹介した楽曲とは打って変わって、それこそSoundCloudにアップされていそうなネットラップ感のあるトラックとリリック。めっちゃ良い。っていうか「嚩ᴴᴬᴷᵁ」の顔初めてみたけど、可愛すぎ。

はい。個人的に思う彼の強みとは、この「楽曲ジャンルの幅広さ」と「全方位対応可能なライミング」だと思っています。これ以外にも Future Bassっぽい楽曲や、エモラップぽい楽曲もリリースしていますが、どの曲も違和感なく歌いこなしているのが凄い。

そして忘れてはいけないのが、Misaki Hinataくんの持ち味を最大限に引き出すトラックの存在。彼の楽曲のほとんどは「Feline Teck」というトラックメーカーがプロデュースしていて、その時々のトレンドを上手く拾いながらトラックメイクしていて、とても良いです。00年代のR&Bや2step(平井堅/tabooのm-flo remixが「食らった」らしい)を下地に、Kawaii Future bassやtrap等に影響を受けたセンスがそのトラックの幅の広さを生み出しているのかな、と考えたり。
前述した「Why」という楽曲について、関係ない話になるのですが、前もしかして平井堅の「Why」と何か関係があるのかも…?

うん、マジで良い曲。

まとめ

いかがだったでしょうか。もし興味を持ったならば、1stAL「Color」を聴いてみてください。その名の通り、ジャンルも様々、色とりどりな楽曲を楽しめること請け合いです。
最近では主要サブスクサービスのプレイリストに入ることも増えてきて、これから勢いをつけて伸びていくと思います。そして何と言ってもMisaki Hinataくんはまだ17歳。伸びしろしかない彼を、今のうちから推してみてはいかがでしょうか。

ここまで読んで頂きありがとうございます。それではまた。

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