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心の空模様

心の空模様は実にさまざま。

晴れ渡る快晴のときもあれば、少し雲はあっても穏やかな風が吹いているときもある。どんより暗い雲に覆われ、雨が降ることもあれば、雷雨のような荒れ具合の時もある。

心が晴れている時は、とても活動的でイキイキとしていて、自分の意識は外へ外へと向いている。色々なことを経験し、挑戦してみたくなる。
一方で空模様が怪しくなってくると、自分の意識は暗雲を発生させた原因へと向き、不安な気持ちが大きくなってそこから目が離せなくなってくる。そうこうしているうちに、さらに雲は厚く、空は暗くなり、そのうち雨が降り始める。快晴の時よりも曇りや雨の方が多かったり、長く続きやすいような気もする。

永遠にこの雨は止まないのではないかと、さらに押し潰されそうになる時もあるけれど、どんなに厚い暗い雲に覆われても、その上には変わらずに澄み切った青空がある。
降り続く雨を耐え忍ぶ時もあるかもしれないけれど、雨に打たれるだけでなく、傘をさしたり、雨が降る様子をただ眺めてみたり、時には雨そのものを楽しんでみたり。そのうちきっと、少しずつでも日が差して、綺麗な空も見えてくる。

心の空模様が変わるきっかけは、自分の外にあるものかもしれないけど、そこからの空模様を大きく左右させるのは自分の意識や捉え方。
晴れの日が良くて、雨の日が悪い、ということもない。晴れの日でもずっと動いていれば疲れも溜まる。日差しが強ければ日陰で時折休んだり、水分を取ることも必要。たまに雨に打たれたい時もある。雨が自分の中のモヤモヤを洗い流し、乾いた心を潤してくれると思えば、雨の日だって悪いものでもない。


時にはのんびりと心の空模様を眺めながら
しなやかに、柔軟に。

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