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汲めども尽きぬ泉的な豊穣 2月11日(金)

菜の花は摘むのも、料理するのも、食べるのも好き。
採れば採るほど勢いが増してくるのは気のせいか。

なぜそんなに菜の花が庭に生えているのか?
それは、いただきものの種を去年大量にばらまいたから。あちこちから芽が出て、虫もつかずに旺盛に育っている。毎朝庭をぐるりと一回りするだけで、気づけばざるが菜の花でいっぱいになっている。

オイル煮、パスタ、からし和え、ナムル…と色々作り、まだまだ作り続けるつもり。今日はおいなりさんの酢飯にゆでた菜の花を入れたらおいしかった!

おいなりさんも具沢山に。ごぼう、人参、菜の花を入れて。

それでもさすがに食べ切れないので、せっせとおすそ分けする。
家族や友人に高知の文旦を送る時にも、小包に菜の花を入れる。

文旦と菜の花、自家製ジンジャーシロップをつめた「あるもので小包」

「菜の花なんて、みんな食べるのかな…?」と思っていたけれど、妹は「見つけたら必ず買う」と言うし、先日のお客さんは「菜の花が大好物」というので、あるだけ全部お渡ししたら、たいそう喜んでくれた。

「菜の花、いりますか?」と聞くと、たいていは「いります!」と笑顔で受け取ってもらえる。菜の花、意外と人気物。しかもこれ、いただきものの種をばらまいただけなので、ゼロ円。汲めども尽きぬ泉的な無限の豊穣。

菜の花はきれいだから、摘むときも作物の収穫というよりも「お花摘み」の感覚だし、ギフトにするときは、野菜であると同時にブーケにも見えてくる。世話なし手間なし肥料なし。しかも毎日採り続けられる。これほどミラクルな野菜があるだろうか!?

手土産も菜の花
新聞紙袋に入れてプラスチックフリー&ゼロウェイスト

今夜は友人主催の講演会があった。

最近の私の興味は「人権」なんだけど、このテーマど真ん中の本『武器としての国際人権』の著者、藤田早苗さんが高知に来てくださったのだった。

話がすごく上手でぐいぐい引き込まれる。「思いやり」とは「人権」とはまったく違う、など目からウロコのあっという間の2時間。

すばらしい会を主催してくれた友人に、ささやかなお礼がわりに菜の花を渡す。今度はうちに来てもらって、菜の花パスタを食べてもらいたいな。

今週も読んでいただき、ありがとうございました。
また来週お会いしましょう!

藤田早苗さんのおすすめ記事↓ わかりやすくて一気に読めた!
『日本人はなぜ「人権」という言葉が苦手なのか』
https://shinsho-plus.shueisha.co.jp/interview/fujita_taniguchi/22307




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