見出し画像

「十三夜」について

過去に個人サークルで同人活動をしていた時期がある。イベントで自作の本を何冊か出し、ありがたくも買っていただき、しかしその数倍の本を買って帰るということを何度もくりかえしていた。
楽しくて刺激的で、幸福な日々だった。いつかは終わることなど、考えてもいなかった。

当時は紙の本を作るノウハウを何も知らず、友人になった先輩同人作家さんに何から何まで教えていただき、なんとか出版までたどり着いた。初めて本という形になった自作小説を手に取った時の気持ちは、今でも心の中に輝く光である。この光があったからこそ、今回は電子書籍として改めて世に出したい動機となった。

「十三夜」はこの後に続く長い長いお話「十六夜」の一部として書いたものだ。大昔のある時期、ニホンオオカミにとり憑かれていたことがあり、ふたりの主人公たちがオオカミを始祖とする因果で結ばれるという物語を作れないか、と考えていた。
当時何年かに亘って投稿サイトに連載していたため、実際の紙の本として出版する機を逃してしまった。
時が過ぎ、やはり紙の本は出せないが、いつの間にか同人誌の電子書籍出版のサービスが充実しているのには驚いた。ありがたく利用させていただきたいと思い、錆びついた脳みそをなんとかギシギシいわせて回転し、勉強した。Epubってナニ?なレベルで、しかもまだまだよく分からないことだらけ。リンク先の埋め込みもよくワカラナイ状態(泣

とりあえず先陣を切って「十三夜」からご紹介させていただきます。よろしかったら試し読みなどしていただけると嬉しいです。


十三夜/泉水 あさこ

〇Amazon Kindle : 十三夜
〇BOOKWALKER : 十三夜
〇楽天kobo : 十三夜




                               

                         


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?