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家族との関係はチャレンジング

「家族との関係」と聞いて、想起されるイメージは本当に本当にびっくりするぐらい千差万別だ。

「家族」という言葉をただ口にすることでさえ、痛みや苦しみを感じる人もいる。

他方で、なんの曇りもなく無邪気にそれが「あったかくて幸せ」なものであり、「安らぎ」であると即答できる人もいる。

「家族との関係」は、天国であり、地獄であり、息をするぐらい当たり前のことであり、人生を賭けて挑む最大の難関である。

そして結婚とは、自分の意思で新しい家族を創ることだ。

結婚に難しさがあるとしたら、

その意味するところが人によって信じられないぐらい違うのに、ただ一言「結婚」とか「新しい家庭を築く」などというありふれた言葉で指し示されて、みんななんとなくわかったような気になっていることから生まれてくる、壮大な誤解や行き違いが原因ではないだろうか。

機能不全に陥った家庭内で起こる痛ましい虐待事件のニュースはあとをたたず、

そして、社会的な対策を講じていく必要があることはもちろんそのとおりなのだけれど、

同時に、自分自身の「家族との関係」をうまく扱えていると自信を持ってる人は少ないのではないだろうか。

少なくとも私自身は「家族との関係」に大小さまざまな課題を抱えてきたし、そのことが人生や人格形成に影響を与えてきている。

そしてなんの因果か、人様の「家族との関係」を扱う仕事に就いている。

正直、幼少期の親子関係や家庭環境の影響で、大人になってからのパートナーシップや家族形成(結婚)に困難が生じていると思われるケースは多い。

弁護士の立場で、そこにどこまで触れていけるか、触れていくべきなのかについては日々悩むところではあるけれど

表面化している問題の裏側に、生育歴や家庭環境による痛みの体験が潜んでいるという可能性については常に意識を向けている。

なので、必然的に「癒し」ということについて考えざるを得ない。

過去の痛みや苦しみの体験・記憶は、どのように癒されていくのだろうか。

人間の回復力、蘇生力はものすごいものがあると私は信じていて、

その意志によって、闇を光に反転するパワーを秘めている。

家族との関係に傷ついてきた人は勇者だ。

勇者だって愛を必要としている。

私のクライアントのみなさまが、そして家族との関係に悩んでいるみなさまが、愛と勇気で癒されていきますように。

そう祈りながら、仕事をしている。

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