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冬至に、椿山荘で、友達の夢をかなえ、もうひとりの私に見送ってもらった話

今年の冬至は、素敵な場所で迎えたいなぁと
けっこう前から予約していた椿山荘。
1人で予約したつもりが、3週間くらい前に
2人で申し込んでいることに気がついて
変更しなきゃと思いつつそのままにしてた

1週間前、ちょっと落ち込んでしまったとき
話を聞きに家まで来てくれた友達がいて
見送るときに、ふと予約のことを思い出し
「椿山荘、泊まる?」と聞いたら
二つ返事で「いく!」

それで、2人での滞在になりました。


チェックインした後、教えてくれたことには
実は、椿山荘に泊まることが夢だったそうな。
ホテルで働いていたことがあったのもあって
憧れの場所で、突然叶ってビックリしてると。
20年前の私に教えてあげたい!と喜んでいて
なにやら椿山荘情報に詳しいうえに
元ホテルマン、使い方に慣れていて
なんだか感心することばかりでした。


椿山荘は本当に素敵で
夢だった、という話に至極納得。
庭園を愛した人たちが関わり
丁寧に守ってきたんだなぁと
しみじみと伝わる佇まい。
まだまだ紅葉も楽しめて
水の音と、鳥の声と、陽の光に癒やされて
美しい夜景と、丁寧に準備された朝ごはん。
想像以上の、幸せな冬至の朝になりました。


近頃の出来事から、感じていたのは
「もう自己否定することに疲れた」
ということ。
どんな部分も、私の大切な一部分だから
もう隠したり否定するのはイヤだ、と
諦めと、肩の荷をおろしたような。
そんな話もまたいろいろ聞いてもらって
冬至だしいい切り替えの時間だったなと
満足してチェックアウトしにフロントへ。


すると、いくつもある窓口のうち
私の担当になったスタッフさんの名札に
「山岡」と書いてあり、英語名の表記が
「A.YAMAOKA」になっているのが
目に飛び込んできました。

驚いて、思わず二度見したうえで

「山岡さんなんですか?
 下の名前は"あ"から始まるんですか?
 イニシャル私と同じ?」

と確認をしてしまいました。


そして、私と同じイニシャルを持つ人から
「滞在中、ご不便はありませんでしたか?」
「ごゆっくりお過ごしいただけましたか?」
と、気遣っていただき
「ありがとうございました」
と、見送られたとき

まるで、もうひとりの私から
これまでの毎日を気遣ってもらい
お礼とともに新しい毎日に
送り出してもらったような気がして
なんだかじーんとしてしまいました。


落ち込んだところからが、始まりで
まさかそこから、友達の夢がかない
もうひとりの私から見送ってもらい
こんな心強い気持ちになれるなんて
全く想像もしなかった。


起こるすべてが「そのほうがいいこと」て
繰り返し自分で言ってきたことだけど
ほんとにほんとにそうなんだよなって
どんなにそのときの自分にとって
不都合な出来事に思えたとしても
「そのほうがいいから」起こるんだなって
実感しています。


うまくいくことばかりではないし
落ち込んだり悲しいこともあるけど
きっとそのすべてが、そのほうがいいこと。


厳しいときには、人の手を借りて
受け取ったものを循環させながら
私は私のままで歩いてけばいいな、と
気持ちを新たにしました。



いい話でしょ?笑



#冬至 #椿山荘 #chinzanso #夢 #切り替え #庭園 #いい話

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