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ニュートラルゾーンとはそういう時期だからと自分を落ち着かせてゆっくりするしかない。

キャリア理論の中に
「トランジション理論」というものがある。
 
第1段階:「何かが終わる」
第2段階:「ニュートラルゾーン」
第3段階:「何かが始まる」
 

「何かが終わる」は
 
 ・離脱(Disengagement)
 ・アイデンティティの喪失(Disidentification)
 ・覚醒(Disenchant)
 ・方向感覚の喪失(Disorientation)
 
という段階を経て
次の「ニュートラルゾーン」に移る。
 
「ニュートラルゾーン」は、かんたんに言うと
「空白」「空虚」「モラトリアム」という感じ。
方向感覚、足場を一度失っているため
けっこうつらい時期にあたる。
ここの過ごし方がとても大事と言われていて
古いメガネを捨てて、新しい視点と感受性を
養う時期だといわれている。
「ニュートラルゾーン」の過ごし方が
キャリアのトランジションの肝と言っていい。
 
そうして、準備が整ったら
やがて「何かが始まる」の扉が開いていく。
 
 
…なんでこんなことを書いているかというと
いま自分の状況が
まんま「ニュートラルゾーン」やなと思うから。
 
感染症とステイホームで、慣れ親しんだ環境から
強制的に「離脱」することになった、この1年間
 
12月頃からの
アイデンティティ・クライシスの大波のあと
完全に、方向感覚も足場も失ってしまって
いま、ほんとうに宙ぶらりん。
まさに空白空虚モラトリアム。
なにしていいか、わかんない
 
焦りも不安もいくらでもわくけれど
ニュートラルゾーンとはそういう時期だから
と自分を落ち着かせてゆっくりするしかない。
 
 
何かが始まってしまったら
もう始まる前には戻れないのだから
いまはこの空白と空虚を味わうこと。
 
 
明日も良い日でありますよーに◎

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