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新人お題シリーズ(1) 上司や同僚との距離の詰め方がわからない

新人からいくつかお題をもらいました。何それ楽しそう♪
新人お題シリーズとしてしっかりお答えします!
さて今回のお題は「上司や同僚との距離の詰め方がわからない」です。

…ほう。
距離を詰めたいと思っているのですね?
というのがまず最初の驚きでした。なぜ、距離を詰めたいのでしょう。それが仕事に必要だと思っているから、ですかね?輪の中に入る、というイメージでいるのかな。

◆入社時点で既に輪の中にいる
「距離を詰める」ということが、会社や職場という輪の中に入るということを意図してるのであれば、あなたは入社した時点ですでに輪の中に入っています。企業の進む方向やその目的のために働く上司や同僚たちの一員です。もしそれで「輪の中に入れていない」と思うのだったらすぐに認識を改めるべき!すでに自分は輪の中にいて、目的に向かって他の人と同じように働いている、ということを意識してみましょう。

◆仲良しになる必要はない
当たり前ですが、会社は仕事をする場所。だから友達や家族みたいにツーカーの仲になる必要はないです。よね?プライベートを必要以上に知る必要もないし、知られたくないことを喋る必要もない。あなたが相手に知っておいてもらわなくてはいけないことは、
仕事がどのくらいできて、どういうところで間違えやすくて、どういうところが秀でているのかということ。
距離を詰める必要があるとしたら、仕事をする上で「相手が知っていたほうがスムーズ」な内容を伝えるために、距離を詰める必要があるだけであって、繰り返しますが「仲良し」を目指す必要は全くありません。

◆距離は仕事で埋まる
会社内で上司や同僚と距離を詰める方法は、正解をいうと「仕事で貢献すること」。本来それでしかない。
同じ目的のもと集まった仲間たちの中で、いかに存在感を高めるかはその目的にどの程度貢献できたか、でしかないでしょう。自分のできることをひとつひとつクリアして、会社にとってなくてはならない存在(=仕事ができる人)になれば、会社の方から近づいてきます。よりあなたが活かせるように、よりあなたから引き出すために、同僚も上司もみんな距離を縮めてくるでしょう。

◆視野を広げるために飛び込もう
仲良くなる必要はない、と言いました。けれど、仕事というものは、どれだけデジタル化されても人で成り立っています。人から信用されるから仕事を任せてもらえるし、人は誰しも付き合っていて心地よい人と仕事がしたいもの。
仕事ができる人=信用があり人から選ばれる人
そういう人になるために必要なものは、視野の広さ。そして柔軟さ。
それは多くの問題解決の引き出しにもなるものです。
自分の中で固まっている価値観に囚われずに、自分の視野を広げるーーそのためには多くの人のやり方をトレースして自分のものにする必要があります。
相手を知り、相手のすることを真似てみる。
意味がないと決めつけず、相手のやり方に染まってみる。

最近(だいぶ前から)、飲み会を嫌う若者の話がおじさんおばさんの間で不思議がられていますが、それはおじさんおばさんが飲み会を「自分の視野を広げるための大きなチャンスボール」だと思ってきたから。もったいないなあ、と思うってしまうんですよね。
お酒でさらけ出された相手のいろんなところを、目で見て知ることで自分の視野が広がる。だんだんと人が少なくなるほどに、じっくり相手と向き合えるから、とにかく朝になっても最後まで見届けるって、そんな風に考えていたものです。
もちろんそれだけが正解ではないですけど。

そうですね。
具体的には、新人だけが頻繁に使えるコマンド「教えてください」を上手に繰り出して、教えられ上手になってみましょう。
何を新人から聞かれたらこの人は嬉しいか。そういう視点で聞いてみてください。
そして新人だけが使える特権「怒られ上手」もおすすめです。人は興味のない人に叱るほど暇ではありません。叱られているうちが花ってその言葉の通りで、もうこいつダメだな、と思うと叱るのもめんどくさいものです。相手に気持ちよく叱ってもらえる人になるために何をしたらいいかを、目の前の相手ごとに全部考えてみてください。

・あなたは既に、輪の中にいる。
・目指すのは仲良しではなく、仕事を円滑に進められる関係。
・距離は仕事で貢献することで埋まっていく。
・仕事で貢献するためには、視野の広い人になる必要がある。

記念すべき1つ目のお題、ありがとう。
ーー上司や同僚との距離の詰め方がわからない?

気にしなくて大丈夫、ちゃんと向上心を持って仕事をすれば、距離はすぐに詰まってきますよ。

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