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新人からの質問に社長が答えてみるシリーズ

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入社1年目の新人が考える「悩み」や「こういうときどうしたらいいんだろう」に回答するマガジン。
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記事一覧

新人お題シリーズ(1) 上司や同僚との距離の詰め方がわからない

新人からいくつかお題をもらいました。何それ楽しそう♪ 新人お題シリーズとしてしっかりお答えします! さて今回のお題は「上司や同僚との距離の詰め方がわからない」です。 …ほう。 距離を詰めたいと思っているのですね? というのがまず最初の驚きでした。なぜ、距離を詰めたいのでしょう。それが仕事に必要だと思っているから、ですかね?輪の中に入る、というイメージでいるのかな。 ◆入社時点で既に輪の中にいる 「距離を詰める」ということが、会社や職場という輪の中に入るということを意図して

新人お題シリーズ(2) 学生と社会人の違いってなんですか?

新人お題シリーズ第2弾は、新人研修で一番初めに問いかけられそうな定番のこの言葉「学生と社会人の違いってなんだと思う?」 このお題を出してくれたIさんにお題の意図を聞いてみたところ、先日研修に行ったグループワークで、その話が出たんだそうだ(やっぱり!)。そしてその違いとして上がってきたことはこんなことなんだそうです。 ・学生と社会人の違いは、お金を稼いでいるかいないか ・自分の行動が自分の責任だけじゃなく会社の責任になる ・対価に関しての意識が大きく違う部分 なるほど、いいで

新人お題シリーズ(3) 新社会人のキャリア形成「20代のうちにすべきことは?」

新人お題シリーズ第3弾は、このお題。 さてさて、このお題に関しては、少し一般論とはかけ離れたものになるかもしれません。 それと、第2弾で回答した内容「企業の目的のベクトルと違う方向の自分の成長は、働く上での目的にはなり得ない」という言葉とも矛盾したものに感じられるかもしれません。わたしの中では矛盾はないのだけれど、ものごとはどの方向から語るかで言うべき内容が変わるもの。たくさんの言葉を紡ぐから、それを全体的にとらまえて、自分のものとして落とし込んでもらえることを期待します。

新人お題シリーズ(4) プライベートと仕事を両立するために何をすべきですか?

第4弾です。質問の意図がいまいち解らなかったのでもう少しお題の意図を聞いてみるとこんな返事が返ってきました。 ------ 新人セミナーでご一緒した方の中に、仕事が忙しく平日の朝や夜はおろか、土日も疲れていてプライベートを楽しむ余裕が全くない。土日も仕事の事で頭がいっぱいという人がいました。そこからこのお題を思いついた次第です。 オンとオフの切り替えの話に出てくる以下の文章はまさに理想だと思います。 ”自分が楽しいと思えること(せめてやってて辛くないこと

新人お題シリーズ(5)社長が社員だった頃、会社をどんな時に辞めたいと思ったか

第5弾です。 先日もう1人の社長、Mさんにこの問いを投げかけてみたらこんな答えが返ってきました。 「辞めたいと思ったことなんてないよ」 はい、らしいですね(笑)。Mさんは3つの会社を経てBit Beansの立ち上げに関わったことを私は知っています。その3つを辞めたわけだから辞めたいと思ったことはあるはずなのですが、これは言葉の問題でこの返答はこんなふうに続きました。 「方向性や目指すものが違ったから離れた、っていう感覚。会社の中で嫌なことがあるならそれは変えていけばいいだけだ

新人お題シリーズ(6)学生と会社のミスマッチはなぜ起きるのか

新人からもらったお題にシリーズでお答えしています。第6弾目。 さてさて、ミスマッチ…。 この言葉への違和感がぬぐえず、ということはお題の意図がいまいちつかめないということ。なのでいろいろ質問させてもらいました。そして具体例としてもらったのが以下。 ------- 例えば、小売業志望で接客に対して意識を高く持っている学生がいたとして、その学生が面接に行った会社は接客の質などには自信がなく、かといって接客に重きは置いていないなどとは答えらず不運にもその学生は入社してしま

新人お題シリーズ(7)世間一般でいう「新人は三年はいたほうがいい」の三年という数字はどこからくるのか

面白いお題が来ましたよ。新人お題シリーズ7つ目です。 この質問、3年てなんなん。1年や2年、ましてや5年とどう違うのってやつ。 ちょっと検索してみたら、マイナビからこんな記事が出ていました。 転職は「とりあえず3年」働いてから? 入社3年以内の転職は不利? アンケートで分かった意外な事実とは 厚生省の調査によると、転職するのはとりあえず3年働いてからだと思う人は、どちらかといえばそう思うを含めると過半数を超えています。「一般的にそう言われてる」とか「仕事を把握するのに3年

新人お題シリーズ(8)先輩に質問をした時に回答が来ないときにどう対応すべきか

8弾目、なんかすごくかわいらしいお題が来ました。どうです?これ、先輩方。きっと何か質問をしたんだけど、回答が来なかった経験があったのでしょうね。3時間待って、夕方になって、退社して次の日の朝になっても回答が来ていない。さあどうする!?ってそんな状況でしょうか。 ずばり結論を言うと、もう一度聞くべきですね。 仕事ですからね。必要な質問は回答をもらうまで聞かないとね。 ◆気遣いは大切、でも方向性を間違ってはダメ きっと心の中で「催促するのは失礼じゃないだろうか」とか「意図して

新人お題シリーズ(9)仕事で涙が出そうになったときの対処法は?

あと残り2つとなった新人お題シリーズ。今回は涙について。 涙・・・これは確かに曲者ですよね。子供の頃から「お友達を泣かせちゃダメ」って言われてきただろうし、一方泣いたら「大丈夫?」って優しくされたこともあっただろうし、女性の涙にめっぽう弱い男性がいたり、男は泣くもんじゃないといわれたりもする。 一般的に「泣く」ということは「一方的に自分の感情を相手にぶつける」意味も持つもの。 だから仕事の場での涙はどうしても「甘えている」とか「自分のことしか考えていない」と見られがちですし、

新人お題シリーズ(10)新入社員の成長と評価はどこで判断しているのか

最後のお題となりました。 「新入社員の成長と評価はどこで判断しているのか」 このシリーズのお題タイトルは、新人からもらった文言をそのままタイトルにしているのですが、このお題を読んだ時に少しひっかかったのですよね。 それは、 「新入社員の成長はどこで評価(あるいは判断)しているのか」じゃなくて 「新入社員の成長と評価はどこで判断しているのか」なんだよな、というところ。 きっと知りたいのは評価指針なんでしょう。 もっと言えば、評価される成長ってどんなもの?ってことでしょうか。