紙購読したい読者へ、スウェーデン新聞社から届いた驚くべき回答 体験談
Photo&Text: Asaki Abumi
私は紙で新聞を読むのが好きです。
気になる記事は切り取り、ためになる文章にはマーカーを引き、自分の疑問や指摘を書き込んだりもする。この作業があるから、今の仕事がこなせます。
以前はネットで有料購読していたのですが、スマホやパソコンで読むより、お金をかけて紙で読んだほうが圧倒的におすすめ。
ノルウェーに関する知識もたまるし、語彙力も読解力もあがります。その驚くべき効果のため、今は5紙ほど紙で有料購読しています。
コーヒーを飲みながら、新聞を読むのが私の仕事の一部です(この時に、北欧各地で焙煎されたコーヒーたちもしっかりと味わい、コーヒーとカフェ記事に反映させています)。
ノルウェー語が分かると、スウェーデン語とデンマーク語もなんとなく理解できるという利点があります。
私はMeTooのテーマが気になっています。MeTooに関しては、ノルウェーはスウェーデンからも大きな影響力を受けています。
無料ニュースだけに頼るのと、有料ニュースに自己投資をするかでは、大きな違いがあります。そのことは身をもって知っていたので、スウェーデンの新聞も有料購読したいなと以前から思っていました。
スウェーデンのDagens Nyheterの公式ページで金額を確認してみると、このような価格帯でした。
●デジタル基本版 99SEK (およそ1365円)
●デジタル完全版(昔の記事なども閲覧可能→大事) 179SEK (2468円)
●紙(毎日) 499SEK (6882円)
ふーん。北欧は物価が高いので、こんなものでしょう。
公式ホームページでは、担当者とチャットで質問ができます。
私「紙をノルウェーのオスロまで配達することは可能?」
担当者「できますよ!●●にメールしてみてください」
(私はノルウェー語で、相手はスウェーデン語でやり取りしていましたが、お互い理解できます)
その回答がこちら。びっくりしましたよ。
『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。