いつのまにか多言語学習者になっていた
☆写真はオスロで犬と遊んでいるとき。気晴らし大事。
フィンランド語とアイスランド語の同時学習を初めて、
仕事でノルウェー語、デンマーク語、英語、スウェーデン語にも触れる毎日。フランス語を入れると大混乱するから、入れないようにしている。
わたしの頭の中は、今カオス。多言語学習の畑を、脳の中で開拓中。
でもよく考えたら、オスロ大学でメディア学とジェンダー学を学んでいる頃も、デンマーク語とスウェーデン語の文献も読まなければいけなかったので、
「あれは多言語学習だったのか?」とふと思う。
でも、デンマーク語とスウェーデン語は、一度も言語の教科書も見たことがないし、「語学勉強」という認識が一切ない。文献の中身を理解するのに必死で、そのための「使い慣れない道具」だったという感覚しかなかったからなあ。
でもその感覚で、「2言語(フィンランド語とアイスランド語)を同時に学習中」という意識から離れたほうが、
頭は混乱しないのかな。
どうしたらアイスランド語とフィンランド語は、全く別の作業だと脳をだませるのかね。
ぐるぐる考える。
ノルウェーでアイスランド語は意外と学びやすい?
びっくりしたのですが、ノルウェーの国民大学にアイスランド語の初心者クラスがあったよ。
ノルウェーのフォルケ大学(Folkeuniversitetet)。大学という名前がついていますが、一般的な大学ではなく、入学審査なし、基本的にその科目ごとに必要とされる教養レベルと、受講費を支払うことができれば誰でも勉強できる、大人のための教育施設です。成人教育センターみたいな。
デンマークやノルウェーのフォルケホイスコーレとは違う。
ノルウェーのオスロ大学と大学院は教育費が無料だったので、Folkeuniversitetetの科目ごとの受講費は「お高い!」と前から思っていたんです。
ちなみにオンライン会話サイトのitalkiではアイスランド語を学ぶ気にならない。価格高すぎ。おかしいおかしい。
アイスランド大学が作ったオンラインレッスンもあるのですが
レッスン数、受講費、授業言語を比較すると、私はノルウェーでノルウェー語でアイスランド語を勉強したほうがいろいろと自分のためになりそう。迷ったが。
ノルウェー語とアイスランド語ってどこか似ていて、
●デンマーク語やノルウェー語が分かる人
●スカンジナヴィア言語(ノルウェー、スウェーデン、デンマーク)がわからない状態で、アイスランド語を勉強したい人
とでは、スタートラインが恐らく違う。
だからノルウェー人とオンラインでアイスランド語を勉強するほうが近道なような気がする。
ノルウェーでのほうがレッスン数多いし、ほんのちょっと価格も安いし。
ノルウェーではフィンランド語よりもアイスランド語は勉強しやすいのか疑惑
びっくりしたのは、ノルウェーではフィランド語の授業なんてそもそもないんですよ。Folkeuniversitetetで開講したくても、学習者が少なさすぎるらしい。
日本ではフィンランド語のほうが人気のイメージ。
だからノルウェーでアイスランド語の授業があることに、もうびっくりして、
「これは目の錯覚でしょうか?」と
確認のためにサイトのリンクを友人に送ったくらいでした。
ノルウェーに住んでいてもアイスランドの話題なんて聞かないし、需要なさそうだけど、勉強したいと思う人はいるのか。とてもびっくり。
Folkeuniversitetetのアイスランド語のレッスンはオンラインで、他の生徒との交流もあるらしい。
おお、どんなノルウェー人がいるんだろう。
楽しみです。
※ もう申し込みはしたけれど、十分な生徒が集まるかまだ確定していないらしくて、もしそれでノルウェーでアイスランド語の授業が受けれないことになれば、アイスランド大学のオンラインサイトを利用します!
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7/19~25のアイスランド語の勉強記録
アプリForestでの記録文
合計3時間11分
内訳
加えて
Disney+で映画見ながら1時間27分
アイスランド語アプリDrops 1時間14分
7/19~25のフィンランド語の勉強記録
Forestアプリでの記録文 13時間
内訳
加えて
オンライン会話 italki 3時間
フラッシュカード暗記アプリ 1時間37分
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北欧関連の記事のお知らせ
28日発売予定のVogue Japan9月号 夢と生きて!
北欧を代表してノルウェーでは超有名人の「保健室のお姉さん」を紹介するお仕事をしました。
ノルウェー語と英語で仕事したよ(フォトグラファーがアメリカの方だったので)
単行本『ワーカーズ・コレクティブ(社会運動 No.443)』
連載 ●フォルケリな日常 北欧の暮らしのなかの政治 第2回
子ども選挙で子どもも学校も政党も民主主義を練習する
という記事が掲載されています。
ノルウェー語で仕事したよ。
『料理通信』にノルウェーのコーヒー最新事情を寄稿しました。短めの記事で、全文ネットで無料で読めます
ノルウェー語で仕事したよ。
自分で操れる外国語が増えると、異国の地ではより自立できるし、お仕事の幅も広まるよ~
『北欧の幸せな社会のつくり方: 10代からの政治と選挙』『ハイヒールを履かない女たち: 北欧・ジェンダー平等先進国の現場から』(かもがわ出版)発売中です。カラフルな写真とともに、ぱらぱらと読める北欧モデル資料集のようになっています。