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差別?【エッセイ】

この記事と同じものをTwitterへ投稿したら、考えさせられる返信が届いた。

その方の許可を得ていないので、私が気になったところだけ書いておきます。

「障害者割引は、恥じることなく堂々と使えばいい」という言葉だった。
その方は、私が、映画館のもぎりの若者の気持ちになって「障害者ですか?」なんて聞きづらいと書いたのを、私が自分の障害を恥じていると取ったらしい。
私はあくまで自分が相手に聞くとしたら、というつもりで書いたのだった。

私は障害というものに恥という感覚を持ち合わせていなかったので、最初やんわりと否定し、最後に、他の障害を持つ方の目もあるので、恥とは思っていないことだけは言っておきます、と書いた。

けれどやはり引っかかって、改めて書き直しというか、お返事したところ、私がそんな差別主義者に見えますか?とのことで‥。

そこで考えさせられた。差別しているのは私の方なんじゃないかと。それでその方にも聞いてみたのだが、自分が責められていると感じたようでそれを庇うばかりで、答えは得られなかった。

仕事柄、私は軽微な障害でも、人より気づきやすい。
気づいた場合はできる限りその方に気づかせぬよう配慮した対応をする。
私は悩んだ。これは差別なのだろうかと。

どんな障害であれ、恥などとは微塵も思わないが、予めそういった対応をして、他の方と違えるのは差別なのだろうかと。

友人と話して、それは区別でしょうと言われ。
例えばこの人にはこういう話を‥など合わせて話すようなものだと。

なるほどと腑に落ちた。
予めわかっているなら、それに応じた対応をすれば良い。
スムーズな人間関係を築くためにさりげなくする配慮は、差別でないと。

それにしても、障害を恥じることはないという感覚を持っているのは、もはや差別であろうと思う。元々その方の中には、障害=恥という概念があるのだから。

私も気づかず差別をして、人を不快にさせているかもしれない、気をつけようと思った。



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