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暗示の法則


会話の構成要素


僕たちがコミュニケーションを行う際、
「言葉」という媒体以外を、ほとんどの場合使っています。

驚くべきことに、
「言葉」が相手に与える影響力は7%しかない!

会話の専門家の間では、
かなり以前からこのように言われています。


それでは一体、
どんな要素が、
会話において相手に大きな影響を与えているのか―。


結論から言うと、
「声のトーン」や「ボディランゲージ(=見た目)」の方なんです。


「目は口ほどに物を言う」は正しい


「頑張ってるね」という言葉一つをとってみても、
目を見て元気に、
明るい声のトーンで言われると
「誉められた」というメッセージは伝わりますが、

目を合わせることもなく、
暗く低いトーンで言われると
なんだか「馬鹿にしている」ようなメッセージとして伝わってしまう。


「言語外情報」などと言いますが、
ことほど左様に、
僕たちは「言葉」以外の要素を使って、
情報交換をしているわけです。

ありませんか?


「この人は、言っていることはよく分からないんだけど、
なんだか心動かされる」という人。

逆に、
「この人の言っていることは確かに分かるんだけど、
生理的に受け付けない」という人。


僕たちは、
「言葉」の内容以外の構成要素によって、
目の前のから影響を受けたり、
または与えたりしている。

これが会話の世界の事実です。


影響を「与える側」と「与えられる側」


なにが「暗示」を生み出すのか?


声の大きさやトーン。
スピードや間。

身振り手振り。
姿勢やアイコンタクト。

更には、語尾や接続詞。

それらはまるで「暗示」のように、
目の前の人に影響力を発揮していきます。

ゆくゆくは、
もっと具体的な技術をご紹介しようと思っていますが、
まずは、「会話」とは、
「言葉の内容以外の部分に影響力が宿る」ということを知ってください。


それだけで、会話の質が変わってきます。
そして、それだけで、会話を見渡す景色が圧倒的に変わってきます。


~人生はデザインするもの~
ライフデザインパートナーズ株式会社
代表取締役 浅川智仁