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1%の成長を続けていく

ジェームズ・クリアーという人の書いた「ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる一つの習慣」という本があります。

この本は、小さな習慣を積み重ねることの効果と習慣をつくるための方法とエビデンスが書かれており、全世界で1500万部以上売れている大ベストセラーとなっています。

詳細は買って読んでもらうのが、一番ですが特に感銘を受けたポイントが3つほどあったのでご紹介したいと思います。

①1%の良い習慣を続ける効果

本書では、1%の良い習慣を毎日続ける事の効果について紹介しています。
1%の良い習慣というと大した効果が無いように感じてしまいますが、1.01を365乗すると、数字の上では37.8倍になります。
つまり、1%の良い習慣を続けると1年後には37倍の効果を私たちにもたらしてくれるのです。

実際には、そんなにうまくいくものではないかも知れませんが、こう考えると一日数分の勉強やトレーニングを「大した効果がない」と見切ってやらないよりは絶対に少しでも続けた方が良い気にさせてくれます。

②なりたい自分を決める

物事を習慣化するためのポイントとして本書では「なりたい自分を決める」ことを勧めています。
結果を得るためのは3つの層があり、「結果」「プロセス」「アイデンティティー」があります。
例えば、「痩せたい」と考えた時に「何キロやせる」という結果や「〇〇ダイエット」をしようというプロセスでは、継続するためのモチベーションを保ちにくいです。

ここで「痩せて周囲から称賛される自分」や「痩せて魅力的な自分」「痩せて健康的な自分」というアイデンティティーを設定することで痩せるための行動を続けやすくなります。
本書では習慣とはアイデンティティーを具体的に表すものとしています。

実際に「スマートで健康的な自分」というアイデンティティーを持っている人は運動習慣もあり、暴飲暴食をするようなことはしないでしょう。
反対に「欲に負けやすい自分」というアイデンティティーをもっている人は
快楽主義になり、暴飲暴食に走ってしまうでしょう。

③良い習慣を身に着ける4ステップを利用する

人は習慣的な行動を取るときには4つのステップがあります。
①きっかけ⇒②欲求⇒③反応⇒④報酬です。
このステップは脳に報酬を与えるための具体的なステップとなっています。

例えば「おいしそうなラーメン屋の看板を見つけた」がきっかけ
「ラーメンが食べたくなった」が欲求
「ラーメン屋に入る」が行動
「ラーメンを食べる」が報酬になります。

このプロセスを利用することによって習慣を作りやすくなります。
この時に大事なのは「いつ」「どこで」「何をする」かをはっきりさせることが必要です。

例えば、英語の学習であれば朝の通勤時間にリスニングをする。
運動であれば、帰宅後の20時から始める。などです。

自己成長を求めている方にはとても参考になる一冊なので、興味のある方は一度読んでみることをおすすめします。




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