わらしべ物語♯5”カステラ効果大爆発”

以前、ボールペン物語③では、自分の願いを周囲に話して行くことで叶う確率が高まる「カステラの法則」について解説した。

今回の交換ではそのカステラ効果が大爆発して、前回、ラーメン屋の柴田店長に交換して貰ったIHヒーターから更に高価なものに変わったq|ﾟДﾟ|p ﾜｵｫ

以前も話したように、今現在大学のキャリア支援課にて、後輩たちに向けて就活アドバイザーをしている。このボールペン物語を初めてからというもの、キャリア支援課にいる人全員に「ペンから家を目指していて、不可能と思われることに挑戦してみたい」と話していた。

この日も、通りかかる人全員に壊れたスピーカーのようにその話を連続再生していた。

そこでたまたま通りかかったのが、スッと伸びた長い脚、整えられた髪型に、洋服にワンポイントで高級ブランドの刺繍が入っている。学生部の部長である。高貴な香水の匂いもする。

イメージでいうとこんな感じ。

部長というのもあって、今まで怖くて喋ったことがなかったが、勇気を出して「ペンから本気で家を目指してるんです！」「無理・不可能とみんなが思うことを達成したいんです！」と思いをぶつけた。

すると満面の笑みで部長が「面白いねぇ！協力したい！」と賛同！！やった！絶対良いものがくるぞぉ！！

そこで部長は「履いてないバーバリーのジャケットとかどう？」と提案してくれた。

私は高校まで紅芋しかない読谷村で、自然の中を駆けずり回っていた田舎者。名前しか知らないブランドである。正直価値が分からん…というのが率直な感想だった。

しかし！！全身をブランド物で武装した部長の物だ！きっといいものに違いない！と交換して貰うことに。部長が部屋に戻っていくすきに、すかさずGoogle先生に、「バーバリー　ジャケット　値段」で検索をかけた。

いや、たっかぁー。一昨日まで75円のペンよ？（田舎のユニクロ１店舗ぐらい買い取れるんちゃうか）くらいの値段である。

「部長！こんな高いの本当に良いんですか！？釣り合ってないと思うんですけど！！」と聞いてみた。

すると部長は「これはあなたの挑戦や、不可能を可能にしたいという思いと交換している。応援しているよ」と話してくれた。

わらしべ長者の面白いところはこの一言に集約されていると思う。昨日の柴田店長もそうだったように、「消毒液とIHヒーター」「IHヒーターとバーバリーのジャケット」これらは物質的な価値で見ると全く釣り合っていない。しかし、僕と交換した上に応援してくれている。

例えば人は何かを購入するとき、機能や値段の損得だけじゃなく、売り手がモノに込めた思いや手元に来るまでのエピソードに共感して対価を払うことがある。

今後交換する際は、「不可能を可能にしたい」という自分の思いや、これまで交換してくれた、たくさんの人の思いも合わさっていることを伝えていきたいと思う。

そうすることで、交換に付加価値を感じてもらえるような伝え方をしていきたい、そうすればカステラ効果は今回のように何倍もの効果になって大爆発を起こす。

今回の交換で、ひょっとして本気で家が手に入るんじゃないかと思った…

次回の投稿は明日1月24日です。また魅力的な交換が待ってます。お楽しみに(｡´･∀･)ﾉﾞ

【↓↓次の回はここから↓↓】