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雑談のノリで余命宣告されたので

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先日、雑談のノリで余命宣告受けまして。 ”希望としまして、延命措置せず「ピンピンころり」を選択しました。" 父と暮らした数カ月の話
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2024年5月の記事一覧

やること4、読みたい本を読む

やること4、読みたい本を読む

仮に1年数ヶ月の命だとして、あと何冊読めるか考えるとおよそ50冊くらいになるはずだ。
現に父から渡された本屋大賞の本も300ページほどだったから読了まで1週間かかるだろう。

学生時代、文献を大量に読み漁る学部に4年いたおかげで、活字アレルギーを起こすことはない。が、問題は内容だ。
感情の起伏が激しい物語は乗り物酔いみたいな胸焼けが残ってしまう。
薄さのわりに情報が押し込まれ、ちょっと仲良くなった

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やること3、父と暮らす

やること3、父と暮らす

血便が出た。
もしかしたら、バリウム出すのに力んで切れ痔になっただけかも。
検査結果来る前に肛門科行くか…いや、もう少し材料集まってからにしよう。

5:48。父は起きてお茶をしばいてた。

「お父さんおはよう」
「おはよう。お茶いる?」
「うん、ありがとう。」

天気雨がしとしと降る音をBGMに、
お茶をすする音、新聞のパラパラめくれる音が縁側に落ちる。
子どもの頃はこのBGMに公文の宿題を解く

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イカロスの夢2

イカロスの夢2

何もないはずの駅に降り立つと、
例の駅員と誰かが言い争っているようだった。
何を話してるのかまでは聞き取れなかった。

するとどこからか出てきた黒い影のようなものに、
その人が囲まれて、消えた。
怖いとか逃げなきゃみたいな気持ちは起きなかった。

「別のお客さんも来るんだ。」
「…顔みました?」
「いいえ、ぼんやり影っぽくて全然。話してた言葉もよくわからなかったです。」
「そうでしたか。いつも通り

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やること2、祝福せよ

やること2、祝福せよ

結局実家に着いたのは夕方6時で真っ暗だった。
「おかえり、何かあったの?」
「私の誕生日祝って欲しくて帰ってきた。お父さんの好きなモンブランにしたよ」

祝福してほしいのは本音だったのかもしれない。
思えば祝福どころか、誕生日だったのに散々だった。

「何歳になったんだっけ?」
「34かな。」
「そっか。じゃあ刺身で一杯やるか。」

語呂合わせで刺身になった。
31って言ってたらサーティワン祭りだ

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やること1、断捨離

やること1、断捨離

事情聴取が終わって解放されたところでマウイと合流した。
松井という苗字だが、彼の顔の濃さと体格の良さに敬意を表して「マウイ」というあだ名が定着した。
「警察沙汰か?手上げてないか?大丈夫か?」
「自分からは手出してないから大丈夫だ。ありがとう。」
「せっかくだし、気晴らしに喫茶店でも行くか?」
「その前に病院に用がある。」

火曜日に保険証や診察券を取りに行こうと思っていたが、サトシの件があったの

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