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夏の読書2023-12 遠藤周作編・友を偲ぶ


遠藤周作編『友を偲ぶ』光文社、2004年

1945年8月6日 広島、黙祷。
同じ過ちを繰り返ませんように!



8月に入ると、戦争のことを思い出しては、胸が締め付けられるような苦しさがある。

人は死ぬ。

ほとんど全ては、宇宙のチリに戻る。その人の記憶は遺族や友人の中で生き続けられる。

本書は、友人への追悼文集である。生前のひととなり、想い出がつづられる。
この本にあるものは、美辞麗句だけではなく、直球的な表現が良い。

嵐山光三郎さん曰く「追悼は、死者への心をこめた批評である」と。
形式じゃない、ひとりひとりが思うようにすればいいのだ!


併せて、おすすめ。

サイラス・M・コーブランド『友よ 弔辞という詩』河出書房新社、2007年

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