使命感と本当の使命は違う
前回の話をまとめますと
自分が感じている使命感や自分がやりたいこと、
それと神様から授かった命を使うべき道や使命は違うということです。
なんとなく伝わったでしょうか?
これらが合致している人というのは若くして大成しやすいんですよ。
例えば、宇多田ヒカルさん。
自分は歌が好き、歌いたい。
そして世界のみんなにとっても宇多田ヒカルさんの歌は、
みんなの深層心理を上げてくれる。つまりニーズもある。
だからものすごい勢いで自分の道を作っていったのでしょう。
でもそうじゃないからといって、ものすごく苦労して大変だね、
早く気付けばいいのにね、という話ではありません。
自分の本当の使命に気づくまで、長いこと努力や下積みがあって、
私の場合は、元夫との死別という経験、東京の経験があって、
そこで深く生命について向き合い、
全身を健康にしていくという整体師としての勉強もしたし、
実力も経験も積んできました。
そして、バストケアを使命として受け止めている。
かなり長い月日が経ちましたが、その時間があったからこそ、
本当の使命に気付き使命を果たせたのだと私は思っています。
これを、大器晩成というのかもしれませんが、
使命にのっとって自分の命を費やしていくのは、
人それぞれ段階やタイミングが違うと思うので、
やはり社会から推されることや他者からのニーズに気づくことが大切
なのではないでしょうか。
そういう視点でもう一度生きていけば気づきやすいかなと思うので、
皆さんもぜひご自身の特徴や、
自分が求めていなくても他の人から感謝されること、
なぜか求められること、それらをぜひ大事にしてみてください。
そして最後、女性の胸の健康を守るという使命に
気づいた私はこれからどうしていくのか。
どれだけバストケアのことを提唱していこうが、
世の中にバストケアのことを発信している人も
めちゃくちゃ増えている世の中なのに、
相反するように乳がんになっていく人口は
ハチャメチャに増えているわけです。
私が本を出した7、8年前までは
14人に1人が乳ガンになる日本だったのに、
今や9人に1人ですよ。
凄まじい勢いで増えていますよね。
どれだけバストケアのことを言おうが、
女性の胸の健康は守られていないわけです。
日本人女性がなる癌でナンバーワンは乳ガンです。
乳ガンが厄介なのが、少し発見が遅れると
胸から脇のリンパや骨に転移してしまいます。
転移すると全身の転移ガンなので手術も不可能で、
死に至りやすい病気でもあります。
ですが、乳房は身体の本体から少し離れたパーツなので、
その中だけの癌であれば手術して切り取ることができるので
命がながらえやすくなります。
だから、すごく極端な癌だなと思うんです。
早期発見であれば生きられる可能性があるけれど、
少しでも発見が遅れたら命を落としやすい。
いくら命に別状がなくてよかったね、と言っても、
乳房を切り落とすとなると見た目がかなり変化しますから、
それはそれで心にダメージを受けやすいです。
というわけで、女性の乳ガンは
社会が向き合わないといけない問題だなと思います。
これだけ乳ガンの人数が増えているのに、
本質的な対処はまだなされてないと思うんですよ。
毎年10月にピンクリボン月間がありますが、
それがあるからといって何か意識は変わっていますか?
申し訳ないですが、そうは思えません。
だから、私が私なりにおっぱい番長として
10数年活動してきた経験をもとに、
女性の胸の健康を守ることに尽力できるのではないかと
情報発信はしてきたものの、
なかなかお役に立てる境地には至っていませんでした。
そこでついに、団体を立ち上げることにしました。
一般社団法人という形で、社会貢献活動として
やっていこうと思っています。
去年から活動メンバーとして素晴らしい方々に集まっていただいて、
膝を交えて構築してきました。
というわけで、今年から活動に励んで参りますので、
おっぱい番長として、バストケアの専門家として走り続ける理由を、
これから皆さんに存分に見届けていただけたらなと思っております。
そして、一緒に活動できるメンバーを心から募集しておりますので、
私の活動を見守っていただき興味を持ってくださった方がいたら、
どんどんジョインしてもらえたらなと思っています。
実際に胸の困り事が出てくるのは30〜40代以降じゃないですか。
乳ガンになる年齢も30代後半とか40歳以降が圧倒的に多いわけです。
でも、その年代だけにフォーカスするような活動をしていると
困っている人にしか届きません。
プロジェクトメンバーにはZ世代の方々や男性もいるのですが、
それが社会を動かすプロジェクトになっていくためには必要なことだと、
メンバーと話していてつくづく思うわけです。
若いときから予防に向けて日々のケアや意識を持っていくことが、
乳ガンに至らない、そして乳ガンだけではなく
様々な女性特有の病気の予防にも絶対に繋がっていきます。
そのためには、20代だけでなく、
もっと若い中高生から意識していける世の中を作ることが
本当に大事だと思うんです。
実際に困る年齢になって、困ってから動いても遅いんです。
生理が始まった頃から常にバストを触る習慣を持つ。
いつも触っていれば、ちょっとした違和感にも気づきやすくなりますからね。
あと常々思うのは、バストというのは第4チャクラで、
受容するエネルギーの場でもあります。
だけど、スマホやパソコン、子育てなどで
胸を潰しやすい世の中ですよね。
胸の周りの循環が悪いということは、
受容するエネルギーを閉じ込めていることでもあります。
いま、ウクライナの問題にしても何にしても、
世の中の胸を開いて受容力を上げていくことが
必要な世の中だというのも感じています。
だからこのプロジェクトは、
男性にも関わる健康プロジェクトでもあると思っています。
でも、結局は全身が大事なので、
私が整体師として走り続けてきた理由、
そして本当の健康とは何かと常に研究し続ける理由、
そして、バストの健康を守っていく理由。
その全てが融合できるプロジェクトのはずです。
ぜひ皆さんに見届けてもらえたらなと思います。
皆さんの走り続ける理由、頑張り続ける理由って何ですか?
それが自分止まりではなく、
社会、そして世の中、地球、神様、
みんなで応援できる、応援してもらえる、
そういった方向になっていったらいいなと思います。
▼音声で聞きたい方はこちら
(2022年7月19日配信分)
「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!