水毒デトックス入浴法

皆さん、水毒についてだんだん理解してきたでしょうか?

肩の力を抜いてリラックスしながら読んでいただけるように、
あんまりお話ばかりを詰め込まずに、
話の流れでちょっとお伝えできるメソッドがあれば、
それもかいつまんでお伝えしながらお届けしていきたいと思います。
引き続き「アサイ式水毒レッスン」、
楽しみながらお付き合いいただけると嬉しいです。


では早速。どの水毒さんにも役立てていただける方法を、
今日は一つご紹介しますね。
それは「汗と一緒に水毒を排出!塩アロマ風呂」です。

これは以前の水毒レッスンでお届けした水毒診断方法
12〜16の項目に一番当てはまった身体の冷えタイプの水毒さんに
最も適した方法です。
でも、どの水毒さんにもこれは当てはまります。
というか、水毒があろうがなかろうが、
人間全員にお試しいただきたい療法です。

水毒というのは停滞している水のこと。
水っていうのは、放っておくと冷たくなる。
だけど、温めると動きやすくなります。
だって水たまりって暗闇に放置していると、
そのまま停滞して淀んで腐って汚くなっていくけども、
ひとたび日光を浴びると勝手に蒸発して消えてなくなるじゃないですか。
それと同じです。

というわけで、水毒を排出する方法の一つで、
身体を温めるのが最も良いんですが、
塩アロマ風呂というのが今回おすすめしたい方法になります。
入浴をするときに、お風呂にお塩を入れるというものです。
今回、しっかり改めて説明させていただきます。

既に市販の入浴剤を使っているという方も多いと思いますが、
塩、これには強力な温める効果、そして発汗・デトックスする効果があります。
塩分濃度が高い温泉というのは身体が温まるとは言いますが、
実際に塩を入れたお湯に浸かった方が、
入れないときのお湯に浸かるより温まるし、
入浴後の皮膚温度が長時間保ちやすくなって
血行が良くなったというデータもあります。

ぜひ比べてほしいんですが、塩を入れないただのお湯でも、
ゆっくり長く使っていれば汗が出てはくるんですが、
塩を入れたお風呂の方が汗が出るまでの時間が早くなります。
そしてその量も増えます。

汗というのは人間の排出物の一つなので、
汗をどんどん出せるようになるということは、
それだけ排出力が高まるということになります。
だから、水毒もイコールたくさん排出されるわけです。

私がおすすめするのは、どこにでも普通に売っている食用の天然塩。
海からとった天然素材の塩であれば、スーパーで普通に売ってるものでOKです。
漬物とかつけるような、ジャリジャリした塩がいいですね。
精製塩というのはもう人工的になっていて、
自然の状態から逸れているので避けてください。

入浴剤として売られているバスソルトもそれはもちろんいいんですよ。
だけど、それよりも天然塩、食用の方がスーパーでも買えるし、
そして経済的じゃないですか。
お風呂にはるお湯の量にもよりますが、1回の入浴で山盛り大さじ2杯ぐらい。
もし、追い焚きをしないとか、奮発してもいいというのであれば、
カップ1杯ぐらい入れちゃってもいいかなと思います。

塩風呂は身体が温まるし、発汗効果も高まるので、大変おすすめなんですが、
これに香りをつけるというのもまたまたさらにおすすめです。

アロマセラピーのエッセンシャルオイルわかりますよね。
これを塩に混ぜてなじませてから一緒に入れると、
いい香りが立ち込めて、よりリラックス効果を得られたりという利点があります。
小皿にお塩を入れて、そこにアロマエッセンシャルオイルを垂らして、
そしてザクザクと混ぜて、そして入れる。

1回1回作ってもいいですし、毎回作るのが面倒という人は、
瓶に塩を入れて、そこにダカダカダカとエッセンシャルオイルを垂らして作っておくと、
とっても楽チンにアロマバスソルトのように使えて便利です。

これめちゃくちゃ余談なんですが、
アロマセラピーのエッセンシャルオイル、直接お風呂に垂らすというのを
雑誌とかで見かけるときがあるんですけども、絶対駄目ですからね。
エッセンシャルオイルって取り出すお花とか草木とか、
そういった成分がめちゃくちゃ凝縮されているので。
例えばラベンダー1滴にラベンダーの花が300〜400個分だったかな、
とにかく凝縮されたエキスなんですよ。

なのでたった1滴でもそれがお肌に直接ついたら、
皮膚にとってはかなり強い刺激となってしまうので、絶対に避けてください。
なのでをお塩とか、オイルとか、そういったものを馴染ませてから、
希釈して使うっていうのが正しい使い方になります。
なのでお塩に垂らすときもちゃんと混ぜて、
なじませてから入れるようにしてくださいね。

あと、今の季節ってみかんをよく食べますよね。
柑橘類の皮、これにもエッセンシャルオイルで言うところの成分が含まれているので、
例えば瓶にお塩を入れて、そこにみかんの皮を突っ込んで、
割り箸か何かでザクザクと皮を潰すように刺激をする。
そしてしばらく放置してみかんの皮成分を馴染ませておくと、
オレンジのいい香りがしたオレンジアロマバスソルトにできちゃったりもしますよ。

それで言うと、ローズマリーとかミントとか、
そういったハーブ系とお塩を混ぜておいて、成分を塩の方に抽出して、
それを風呂に入れるっていうのも非常にいいですね。
あとは、牛乳がね賞味期限過ぎて余ったとか、
その余った牛乳と塩を足してミルク風呂にもできます。

あとハチミツと塩を混ぜて作るバススクラブ。
これも超おすすめです。何のひねりもない、そのままですが、
ハチミツと塩を足して、そして、膝とか肘とかお尻のざらつきとか踵。
そういったスクラブをかけてやりたいところを磨く。
すごいツルツルになりますよ。

分量の加減も全然お好みなんですが、
塩の割合が多いとジャリジャリとちょっと刺激的。
でも体温で全然溶けていくんですけどね。
ハチミツの量を多くすればするほど滑らかになります。

ここに黒砂糖を足すのも超おすすめ。
私は中学生のときに黒砂糖と塩、これを1:1、
そしてその2倍量のハチミツ。
これで洗顔料として顔を洗っていました。

洗うというか、顔に馴染ませて、くるくるとやっていくと、
黒砂糖と塩がだんだん溶けていって、そして最後、
そのままお風呂に浸かりながら放置する。それでパック。
めちゃくちゃ顔がしっとりするし、小鼻の周りとかの黒ずみ、
これも取れるんで、ぜひ試してもらいたいですね。
このままお風呂に溶かしていくと、入浴剤ともなるわけです。

て感じでですね。
入浴剤を何で買うの?と思っちゃったりするわけですよ。
全然家にあるもので作れちゃうからね。
ついでにさらに言うと、ハチミツと塩、そこにオイルを少し足すと、
かの有名な、商品名に出すのはちょっと引けますけども、
SABONのバスオイルクラブですっけ、まさにあれですよ。

買うと何千円とかしますが、作れば数百円。
そこに入れるオイルはサラダ油とかじゃなくって、
ちゃんとボディー用のホホバオイルとかそういったものがおすすめですが、
太白ごま油、ごま油の焙煎してない方、白い方、それでも全然いいです。

ちょっとあっさりしますけどね。
コクがあるリッチなものが好きな人は、
こってりしたスキンケア用のオイルがいいかと思いますが、
わざわざ買いたくないという人であれば、食用の太白ごま油、
これは肌にもスキンケアにも使えるので、そういったものもおすすめです。

肌にも使えるし、キッチンでも料理でも使えるし、となれば回転が早いのでね。
全部新鮮なうちに使い切れるじゃないですか。

というわけで、入浴剤としてバスソルト、
食塩を使った水毒デトックスアロマ風呂というのをご紹介しました。
誤解していただきたくないのは、入浴剤を買うな、
必要ないって言ってるんではなくって、
もちろん買ったりあるに越したことはないです。

だけど、家にあるものでもできるから手軽に試してみてねというご提案でした。
ぜひ今夜から塩風呂でリフレッシュして、
水毒をどんどん追い出してもらいたいと思います。試してみてね。

(2022年5月31日配信分)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!