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子持ちは〝劣化〟する?

子どもを産んだあとの女性が、それ以前とガラっと変わるっていうのはイメージしやすいのではないでしょうか?

丸くなる、穏やかになる、というのはイイ表現で、多くはいわゆる〝老ける・劣化する〟というやつ。それだけ世の中にそうなる女性が多いということか?

私の周りは子持ちでも素敵なママばかりなのでそれがイコールにならないのだけど、

こと自分に関しては、このマンガのママが言ってることはよくわかる、そして、自分も同じく外見は劣化したと思う!(笑)

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(LINEマンガ「アンチアンチアンチエイジング」より抜粋)
マンガの設定は、現在35歳同士の同級生、以前はロリータファッションに身を包んで全身カワイイ!を貫いていた友人が出産して以来、まだ独身の主人公が久しぶりに会った時のシーン。

私はこのママのように、「かわいいものを見ると全部子どもにって思っちゃう」なんて清らかな心はないけど(笑)、

妊娠してから急激にあらゆる〝欲望〟が消失していき、今や、物欲、金銭欲、食欲、などなど・・・、ほとんどの〝欲〟はなくなった(いわゆる分かりやすい欲というか。もちろんすべての欲がないという意味ではなく、目標達成したいとか、家事はしたくない、とかそういう願望はあります)。

私の洋服については、以前はボディラインが出るキュっとした服やワンピースばかりだったので、産後の今、子ども連れで出かける際にそういう服だと何かと困る事が多く、すっかりパンツスタイルに。しかも、デニムなど制限がかかる素材ではなくゆるっとしていて動きやすいものばかり。

出産後、そういった「子ども対応しやすい服」を買ったけど、それ以外はファッションに興味がなくなり費やしてもいない。

子どもがベタベタ、ドロドロな手や顔(鼻水ぐずぐずとか)で抱きついてきても躊躇することなく全身でウェルカムできる様、そうされても気にならない服しか着なくなった。(安物か着古した服)

たまにの講演や撮影などで以前の上質な服を着た日、子どもにベタベタ手や顔でベターっされても、あきらめるようにもなった。(だけど今後もたまにキレイにしないとならない行事はあるから、その時のためにも昔の良い服は温存しておかないと・・・←買う気ナシw)

自分は以前はあらゆる面でもっと強欲だったと記憶しているのだが、今じゃその面影もなく、あれ欲しい、これ欲しい、がなくなった。買うものといったら、必要なもの、無くてはならないもの、あったら便利なもの、といった仕事関係品や生活必需品だけ。私もうすぐ誕生日(41歳になる)なのだが、去年も今年も、「欲しいモノ」が無さすぎて、聞かれたら困る。というか、「何も要らない」が本当にホンネになってる。以前は即答で「コレ欲しい!」があれこれ簡単に出てたのになぁ(笑)

むしろ、モノが増えると散らかるので、出来ればモノが無くせるようなモノが欲しい(笑)

そして「食欲」についても。時々書いている食事論、あれで生きてきたら、年々〝欲求・欲望的な食欲〟が消失し、今は「食べること」に対しての感情の抑揚がなくなった。もちろん、お腹は空く。いたって健康体で、毎日きちんと食べているし、食材や店の価値や味覚、そしてそれを「おいしい!」としっかり感じることももちろんできる。

以前の私は人気レストラン、一流店、高級割烹、とか、そういうのがめっちゃくちゃ好きだったし今ももちろんありがたいけど、でももうたまーにで充分というか。

実は、豪華絢爛な食事をした時の体内の氣(エネルギー)の消耗をダイレクトに感じるようになってしまって、「氣がもったいないなー」「かえって体が疲弊するし要らないかなー」、などと考えるようになってしまった(笑)(消化吸収にかなり体内を活動させるからね)

こうなった経緯は、
妊娠中は「お腹の子のために、良い素材のものをいただくぞ!」で、ほとんどを有機農法食材や無農薬の玄米、お水も日本の名水を取り寄せたり。
出産直後の母乳期間は「お乳の質のために、引き続き良い素材のものをいただこう!」と心がけ、
卒入後は、「あー!晴れてやっと好き勝手できるぞー!」
なんて思ったのに、それまでに〝良い氣を持つ食材〟で体を満たし続けたせいかすっかり食に対する〝欲望〟が鎮静化してしまって、昔あんなに大好きだった暴飲暴食とは真逆、粗食、省エネ体質に。(誰からも、「よく食べるね」「男並みに食べるね」「すごいお酒強いね」と言われていたんだが・・・)

ちなみに息子の食事について。離乳食以降(今1歳4か月)息子が食す食材はけっこう吟味して選んでいる。無農薬野菜や飼育にこだわり抜いている肉なんかを購入中。

ちなみに、水は私は2リットル100円、もしくは鉄瓶で沸かした水道水を飲んでいるが、息子は2リットル400円の名水(笑)

でも、息子に洋服やおもちゃを買い与えたり、お受験を考えたり、なんてのは1ミリもないので子供に対して過分なお金を費やしているわけではないし、私は子守りが下手で息子からはすっかり煙たがられているので(パパにべったりで、私が近寄ると全力で嫌がられる。本当の話です・・・)、母として自信満々に言えることは一つもないのだけど。

話が逸れたのでもとい。
このマンガのママさんのように、以前はかなり、「自分がかわいくあること」と「美」に執着が強く、〝自分流〟〝私の好きなものはコレ!〟を貫いていた女性が、出産以降、すっかりそれが無くなり、風貌にその面影が無くなっても、ぜんぜん気にしないし、むしろそのどっしり感がそれはそれで美しい、というか、いいじゃん♪って感じるというお話。

私もこのママと同じく、着てる服は安物、日常の9割すっぴん。
もしかしたら妊娠以前から会ってない人達と久々に会ったら同様に、

老けたなー
劣化したなー
変わったなー

と思われるかもしれない。(インスタとかYouTubeでよくすっぴんで配信してるけどもはや開き直っている)
けど私の場合、「キレイに見られたい!」「衰えたくない!」「綺麗でいたい!」という欲求もないので(笑)、そう思われてもどうでもいいってゆー感じ(この在り方は夫にいつも叱られている)。

子持ちママがそういう気持ちを持つのが悪いという話ではない。それがモチベーションで色々がんばったり、楽しく生きれるならむしろイイ。行動の機動力になるならとても良いこと。

(私のモチベーションといえば、「世の中も自分も健康でいること」だから、ちょっと違うような気もするけど、健康は結局美しさにつながるから、まぁ、同じようなもんという事で。)

さてさて、最後に。
老けや劣化を年齢のせい、出産のせいにする人が多いけど、それはただの言い訳と逃げ。そりゃ加齢は皮膚や全身の細胞に影響するし、出産が様々な不調のきっかけになることもある。でも、若くても老けてる人、出産しなくても体ガタガタ、傾いている人もいる。素敵に年や経験を重ねて、肌の質やシワの入り方、雰囲気やオーラに良い生き様が表れて、素のまま輝き続ける人もたくさんいる。

もし、あなたが本当に美しくなりたかったら、まずは加齢に怯えるマインド、経験や環境に飲み込まれるメンタル、本当はそこらへんを見据えて改善策に加えるのが本当のアンチエイジングだってことをちゃんと知らないと、いつまでたっても世間に搾取されちゃうから、目を覚まそうよ!ってのが本質なんですけどね。

(↑主題が違うけど、本質はこれ。マインドの話)

《余談》
冒頭のマンガのママのようにこう言ってる時期があっても、でもこの後あまりに劣化が進んである時、ふと気付いた時に一気に焦る、とかってパターンもよく聞く話。人のメンタルなんて時と場合で上がったり下がったりしちゃうから私含めて実際はこれからまたどう変化していくかも分かりませんけどね!(笑)

「緩和ケア」と「産後ケア」。一見対極な存在と見られがちですが、両方を経験しそれらは近い存在であり、両方の重要性を心から訴えたい。これらの在り方捉え方の啓蒙、それらにお役に立てる活動をすることが私の将来の目標です。頂いたサポートはそのために使わせて頂きます!