#私の作品をみて3 ~けじめの文学フリマ札幌、はじめてのコトバスラムジャパン北海道大会
こんばんは! 朝伊ミチルです。
文学フリマ札幌はもうしあさって。みんな、準備に追われている頃ではないでしょうか?
今年も文学フリマ札幌に出店します。
基本的には文学フリマ東京や文学フリマ岩手と同じものを持っていくのですが、北海道では去年に比べて3作がはじめてのお目見えで、そのうち一作は文学フリマ札幌にて初リリースとなります。なので改めてきちんとご紹介したいと思います。
新作① 札幌にて初リリース
朝伊ミチル 短い文 500円
小説が苦手なフォロワーさんのために、小説以外の作品を集めた冊子を作りました。
詩、エッセイ、音楽レビュー、新聞への寄稿など。
道内各地で静かな感動を読んだ、私の父・みきおさん(伊藤幹男)の人生をまとめた詩「みきおさんの詩(うた)」をはじめ
胃腸炎をめぐる、さっぽろ市民文芸優秀受賞作エッセイ「サバイバル」
シャ乱Qのアルバム「孤独」のレビュー
北海道新聞への寄稿など
とにかく自由に作りました。気軽に読んでください。
新作②
故郷の短編集 500円
十勝毎日新聞に掲載された、十勝管内上士幌町、帯広市を舞台にした短編小説を3作収録。がんになった父と向き合う体験など、内省的で静謐な物語。
新作③
ツヅル06号 800円
正確には私の作品というより、「私が参加してる作品集」。
谷川俊太郎さんの作品を中心に詩など文章作品を集めて、札幌はもとより全国各地から詩が好きな人が集まるカフェ「俊カフェ」さんが発行している。
札幌で最も優しく最もアツイ詩・エッセイなど文章作品の雑誌。なぜ生きる?なぜ恋する?正面切って問いかける問題作2作寄稿。御徒町凧さんも参加。
ツヅル07号は大好評につき朝伊ミチル割り当て分は文学フリマ岩手でソールドアウトしました。欲しい方は俊カフェさんで直接お買い求めいただくか、オンラインショップをご利用ください。
去年発売の作品、好評につき第二版
PINHEAD 800円
精神科のデイケアで出会った、年齢も障がいもバラバラな三人。普通に生きられない、凸凹だらけの三人が繋がり合い、クズな世界と取っ組み合う物語。
BOOTHでも売れました! 今年好調な作品集
私たちのキスアンドクライ 1000円
羽生結弦さん、田中刑事さん、リーザ選手。フィギュアスケートオタクの三人の女性たちが、フィギュアスケートに勇気をもらい、立ち上がる物語。
朝伊ミチル最大の問題作
ユー・ノウ・ユア・ライト 900円
幼い頃から両親、とりわけ父親から激しい虐待を受けた末に、両親を殺した少年・龍一の人生のはじめからおわりまでを描くピカレスク小説。
そして、朝伊ミチルブースとは別のところに、さらなる新作があります!!
文学フリマ岩手開催記念アンソロジー
「文学フリマ岩手」ブースにて販売
イーハトーヴの夢列車 三号車 800円
え、このボリュームで800円!?となること請け合いの、超ボリュームとディープな中身。
岩手の郷土や文学を背景にした作品集に、寄稿させていただきました!!!
『ANOTHER PERFECT DAY』という短編小説を寄稿、冒頭に掲載されています。
「岩手ってどんなところ?」「朝伊さんなんでそんな遠いところにわざわざ行って二年連続出店までしてるの??」という問いへの答え。
岩手という土地や、文学フリマ岩手への架け橋となれるように書いた、普段の作品よりは心持ちライトな作品です。
さて、なぜ「けじめの文学フリマ札幌」なのか?
それは、今回の文学フリマ札幌をもって、文学フリマへの出店はしばらくお預けになるかもしれないからです。
理由は私の転職です。
三年契約の職場で働いて三年目。恐らく転職活動は逃れられないでしょう。
いろいろ状況が変わって、四年目があるかもしれませんが、90%は転職する心構えでいます。
一年くらいかけて通信教育の大学で図書館司書の資格でも取ろうかなとも考えていたりもして。(もしそれをやるんだったら、今の職場で働き続けながら学ぶのが、実は経済的には安パイかもしれないのですが……)
文学フリマ札幌くらいなら、まだ何とかなるかもしれないけど
文学フリマ岩手、文学フリマ東京は、ちょっと難しい可能性が高いのです。
だから……朝伊ミチルには、文学フリマではしばらく会えない気持ちで、多くの方に来ていただきたいです。
また来年もいたら笑ってやってください。それも一つの選択だし、一つの幸せだから。
さて、文学フリマ札幌をもって今年のすべての文学的チャレンジは終了の予定だったのですが、誘われてまた新しい舞台でチャレンジすることになりました。
それが8月5日に俊カフェさんにて開かれる
「コトバスラムジャパン 北海道大会」。
簡単に言うと「自作の詩を朗読してそれでバトルしよう」という大会です。
人前でパフォーマンスして、全国にオンライン生中継され、それを採点されて、勝ったら決勝に駒を進め、優勝したら12月の東京での全国大会に出場。もしそこで優勝したらパリなどで開かれる世界大会に出場……と、なかなかスケールのばかでかい大会で、全国各地で予選大会が開かれています。オンラインで簡単に視聴できます。私も埼玉大会と名古屋大会を観て参加を決めました。
一回戦で負けて泣いて帰ってくるかもしれないけど、「みきおさんの詩」を全国へ届けるため、闘ってみたいと思ったのです。
採点ものなので、多くの方に応援されても「採点で勝てなければ」次に進むことはできないのですが、少しでも多くの方に応援していただけると気持ちが強くなってよりよいパフォーマンスができると思います。
会場でも、オンラインでも、ご都合つく方、興味のある方はぜひ応援していただきたいです。
勝負の夏になりそうです。
よろしくお願いします。
写真は「黒石平」の表紙撮影の際にはなびさんに撮影してもらったものです。はなびさんいつもありがとうございます。