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ヘンプ9つのポテンシャル「1年を通して収穫可能」

ヘンプは食糧危機を救う!?

現在の世界の食料危機、そして栄養危機の規模の大きさは深刻です。

国連WFPは、国連WFPが活動を行う79カ国において「2023年:3億4500万人」が高いレベルの食料不安に直面すると推定しています。

なんとこの数は、2020年の2倍以上の数値です。

気候変動、紛争、経済不安が食料供給に悪影響を及ぼし、特に発展途上国での食料不足が顕著です。

さらに、栄養不足は特に子供たちの成長や発達に深刻な影響を与え、長期的な健康問題を引き起こします。

食料の浪費や不平等な分配も問題の一因であり、持続可能な農業と食料システムの改革が急務です。

この危機は全世界が協力して取り組むべき課題ですが、
"もし"簡単に育ち成長が早い植物が存在したら?

ヘンプは成長が早い

ヘンプ(麻)は《成長の速さと高い利益率》を持つ植物


ヘンプ(麻)は《成長の速さと高い利益率》という2つの大きなポテンシャルを持っています。

まず、ヘンプは非常に成長が早い植物です。種を蒔いてから収穫までの期間はわずか約3ヶ月(約100~120日)で、その間に約3メートルもの高さに成長します。

これは、他の多くの作物と比較して非常に速い成長速度であり「1年を通して収穫が可能」な植物。農家にとっては短期間で収穫を見込めるため、農地の効率的な利用が可能になります。

さらに、ヘンプは他の作物と比べて高い利益率を誇ります。具体的には、ヘンプの利益率は他の作物のほぼ2倍にもなります。

これはヘンプが多用途に利用できるためです。繊維としての利用はもちろん、食品や健康製品、化粧品、建材など、さまざまな製品に加工されるため、需要が広範囲にわたります。これにより、市場価格が安定して高く維持される傾向があります。

一般的な視点で言えば、ヘンプの速い成長と高い利益率は、農家にとって収益を安定させる大きな利点です。また、消費者にとっても、ヘンプ製品は健康や環境に配慮した選択肢となります。これらの要因が相まって、ヘンプは今後さらに重要な作物として注目されることでしょう。ヘンプの持つポテンシャルを理解し、その利用を広めることは、持続可能な未来を築く一助となります。

ヘンプの成長研究

ヘンプの成長推移


北海道立農業試験場、地質研究所、環境科学研究センター(2009)の報告書「安全・安心な水環境の次世代への継承-硝酸性窒素等による地下水汚染の防止・改善」の中で、「ヘンプの成長」についての内容が記載されています。

報告書では、ヘンプの成長推移について詳細に記載されています。

具体的には
・ヘンプは種を蒔いてから約3ヶ月(約100~120日)で収穫可能なサイズに成長
・その間に約3メートルもの高さに到達
・1日あたり「最大で2.5cm」の速さで成長
・夏季の暑い気候下で最もよく成長し、1週間あたり平均で15cmの成長が見られるという研究結果

この急速な成長は、短期間で大量の食料や、衣類繊維、バイオマスを生産できることを意味します。

また、ヘンプの成長過程では、硝酸性窒素の吸収が行われるため、地下水の硝酸性窒素汚染の防止にも寄与します。これにより、ヘンプは環境保全の観点からも非常に有益な作物であることが強調されています。

報告書では、ヘンプの成長過程を観察することによって、硝酸性窒素の吸収能力を評価し、そのデータをもとに環境保護の対策を講じる重要性が指摘されています。
(▶︎ヘンプ9つのポテンシャル「土壌改善」)

総じて、ヘンプは短期間で急速に成長する特性を持ち、その成長過程で環境保全に寄与することから、持続可能な農業と環境保護の両立を目指す上で非常に価値のある作物とされています。

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▶︎ヘンプ9つのポテンシャル:「CO2吸収量」「土壌改善」「紫外線カット効果」「農薬不要/節水」「1年を通して収穫可能」「作付面積に比べ収穫が多い」「経済効果」「地上エネルギー」「衣食住

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