キャラクターを観ました。
アマプラでキャラクター観た。
あらすじだけでフカセさんこれハマりすぎだろと思っていたんだけれど
更に天井突破するほどいかれた殺人鬼そのものに見えて観終わったあとちゃんとトイレ行くの怖かった。
私は人を殺したい衝動等は持ち合わせていないので、そのものというにはあまりに感情不足なところがあるとも思うけれど
それこそ『34』という漫画が現実に出版されていた場合、私はその世界観に引き込まれる読者の一人に間違いなく、なっている。
ぱっと思いつくのだと『ブルータル』とか。
ちょっと動機は違うけれど、連続殺人みたいなところだと遠からずでしょうか。面白くて好きです。
内容、かなり皮肉だったなと思う。
ホラー・サスペンスにおいて引きのあるキャラが描けないと悩んでいた漫画家の元に、無戸籍というだけで自分で自分が"本当は誰なのか"を証明できないけれど、圧倒的な個性を持った男が現れることも
自分自身誰かわからないまま嫉妬・衝動だけで生きていたら、それを魅力だと表現し更に世間に認められている"先生"が現れることも
共依存みたいな雰囲気から逃げられない読後感というか、辺見という謎キャラとも両角(仮)はシナジー感じてたみたいだし。
あいつまじで後半まで「おめえ誰なんだよ!!!!」ってなってたなあ。
確かに言われてみれば4人家族殺害の前科持ちっていう伏線ですよね。なるほどー。
どこからが指金だったんだろう?最初から?
辺見が疑われるように仕向けられる場所で最初の4人家族を探していたのかな?てかもっと前科ありそうだよな両角(仮)は。
最後のほうの、やりあった後2人で倒れこんだ図が漫画と偶然一緒になったシーンを撮る為の全てだったんだろうなと思った。怪しくてよかったですねすごく。
夏美が赤ちゃんの性別を秘密にしたところで、
あーもうこれ絶対双子じゃんもうやだ殺されちゃうよあーもうやだこれあーーーーたっけてぇぇぇい!!
ってなっていたんだけれど、よかったです殺されなくて。
最後辺見は捕まっていないし、家具屋で夏美が視線を感じる描写がありましたが
辺見は両角(仮)が居なくなった今、実行できるほどの体力と感情は持ち合わせていないんじゃないかな?
あまりにも崇拝しているから、最後までやり遂げるのかな?
どうだろうか、なんか指示受け人間だったとしてもつかめない感じが辺見は不気味でよかったからそこまでの信念みたいなものはないヤツであってほしいなという願望があります。
すげえ辺見についてばっかり書いてる。ウケる。
あえて山城の実家家族を"偽物"としたうえで夏美と子供たちが狙われるの、もうひとつ寄り道した感じがあって好きでした。
両角(仮)のエグい部屋、デザインはフカセさんだそうで。
あの壁の4人のニコちゃん、キモかったなあ。
特殊コミュニティ出身が故のぶっ壊れ具合だったとすれば、あのニコちゃんが4連になっているネックレスとかつけててほしいし(人差し指から小指までの4連リングでも可。なんか身に着けるやつ。もはやメリケンサックなんだけれど。)、もう4という数字にすら固執している(靴下とかプリンとか、3足3個セットのものを4で割り切れるように1足すor3×4の12個で買うとか。1人しかいないのに。あと電車は4号車に乗るし、ワールドカップやオリンピックは大好き。)みたいな様子を想像して高ぶりました。
実際家に帰ったら家族に話しかけるようなセリフもあったし。プリンはやってそうだよな。
グロいシーンは本当に痛くなってしまってあんまり見られないんだけれど面白かった本当に。
『ブルータル』好きとか言っといてなんですが。
清田刑事が良い人すぎたな。山城への励まし方が理想でした。
刑事になるまでの足洗うアナザーストーリーも欲しい。どうしてあんなに人の懐に入るのがうまくなったのかとか、顔色伺うのに長けてる悲しい理由とかあったら泣いちゃうな。
OPEDもかっこよかったですねえ。映像も音楽も没入感しっかり枠組みされていて好きだったなあ。
今日はすみっコぐらしの映画2本目が見たいです。
1本目がげーおもろかったから楽しみです。
時間に余裕があれば他のもなんか見たいな。
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