初デートでマックってどうなの??
初デートでマックってどうなの??
あなたは誰かと話していて、「それってどうなの??」と思ったことはありますか?
例えば、彼氏(彼女)との初めてのデートで、「今日の昼食はマックにしよう!」と言われた時の気持ちを考えてみましょう。
もしかしたら、
「初めてのデートでマック??もっと高級なところにしてよ!」と思うかもしれません。
それとも、
「マックなら緊張しないし、安くて最高だね!」と思うかもしれません。
問題は、「初めてのデートでマック??」と思った時、どう自分の気持ちに整理をつけたり、話し合って自分の希望を通すかです。
このような問題は、恋愛だけでなく、仕事や友人関係など、あらゆる対人関係で起こり得ます。
私はこの問題について、3つの段階を踏んで、現状での結論を考えました。
それをここに書きたいと思います。
段階① 黙って我慢する
これは1ヶ月くらい前まで、私がやっていた方法です。
相手にこれがいいと言われた時、心の中では「それは嫌だなあ」と思っていても、それを口に出さず我慢していました。
なぜなら、自分の意見を言ったところで相手の意見が変わるかは分かりませんし、もしかしたらケンカになるかもしれません。
その結果、何が起こったか。
私は周りのみんなから怖がられることになりました。
理由は、我慢して他の人の意見に渋々従うことでイライラしてしまい、それが他の人にバレてしまったからです。
周囲の人から見て、私はいつもイライラしている人になっていました。
それは良くないと思い、次の段階に入りました。
段階② 納得するまで話し合う
私は、なぜ自分がイライラしてしまうのか考えました。
すぐに、それは自分の意見を押し殺して他の人に渋々したがっているからだと気づきました。
そこで、自分の中にイライラを溜めないようにするために、納得するまで話し合うことにしました。
相手の意見を聞いて、自分の意見を伝えて、お互いに譲り合えるところを探したり、二人が納得できる点を探すのです。
この方法を取ってから、イライラすることがなくなりました。
周りから怖がられることも減りました。
この方法を取って本当に良かったと思いました。
しかし、これには大きな落とし穴がありました。
それは、「周囲からケンカしてるように見られる」「相手にケンカを売っているように受け取られかねない」ことです。
意見をぶつけ合うことは、時にお互いが感情的になってしまいます。
自分は冷静なつもりでも、相手の伝え方に棘があればそれに反応してしまうでしょう。
また、二人は冷静に話していたとしても、周囲からは何か意見が長時間にわたってぶつかっていることがわかると思います。
そうなれば、「面倒なやつだな」と思われかねません。
また、話し合っている相手からも負の感情を受けることはあります。
相手からすれば自分の意見に逆らってきているわけですから、少しは腹も立つでしょう。
そこで、次の段階を考えました。
段階③ 相手の価値観を知り、自分の価値観と混ぜ合わせる
この段階が、今の時点の結論です。
ここからは、最初のマックの例えを使って会話形式で説明します。
〜初デート中〜
恋人「今日の昼ごはん、マックにしようよ」
自分「(ええ〜、初デートだし、ちょっとは高級なところがいいな)」
段階①の場合
自分「わかった。じゃあマック行こっか」
段階②の場合
自分「うーん、初デートだし、ちょっとは高級なところがいいな」
相手「えー、でも金ないしなあ」
自分「でも、せっかくだから行こうよ」
・・・話し合いが続く
段階③の場合
自分「(なるほど、初デートでマックは私の価値観だと軽く見られてるみたいで嫌だけど、彼的にはどう考えてるんだろう?)」
自分「(彼的には、マックに行くことは軽く見ているということじゃないのかもしれない)」
自分「(つまり、自分の価値観は『初デートでマック行く=軽く見てる』だったけど、彼の価値観では『初デートでマック行く≠軽く見てる』なのかも)」
自分「(じゃあそこをちゃんと話し合おう)」
自分「ねえ、マックもいいんだけどさ、今日初デートじゃん?二人にとって大事な日だから、私はもうちょっと高級なところがいいと思うんだけど、どう思う?」
相手「あ、そうなんだ!僕はあんまりお店とか気にしてなくて、安いからマックでいいかなと思ったんだよね」
自分「(なるほど!軽く見てるとかじゃなくて、単純にお店に頓着がなかっただけか!)」
この思考や会話を通して、自分の価値観が次のように変わりました
前「初デートでマック行く=軽く見てる」
後「初デートのお店選びに興味がない人がいて、軽く見てるわけじゃない」
さらに、段階③のいいところは、正面切って相手と議論しないため、相手からも周囲からもケンカしてるように見られないことです。
つまり、周囲の人間関係も円滑にしやすい点が非常に大きな武器です。
まとめ
さて、ここまでいかがでしたでしょうか?
私の上記の思考法は、まだ改善の途中だと思っています。
これからもっといい方法ができたら、さらに追記していきたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
おまけ 物事は、「弁証法」で成長する
さて、ここからはおまけです。
今回の段階③は、段階①と段階②の融合だったことに気づきましたか?
段階①は、相手とバトルにならないように自分が我慢する関係
段階②は、相手とバトルしてお互いが納得いく点を探そうとする関係
段階③は、相手とバトルせずにお互いが納得いく点を探そうとする関係
つまり、段階③は①と②のいいとこ取りなわけです。
こういった、相反することを融合させて一段上の次元の結果を生み出すことを「止揚」と言い、このような考え方のことを「弁証法」と言います。
物事を止揚するために重要なことは「割り切らない」ことです。
この記事の例でも、「私が我慢すればいいんだ」とか「徹底的に自分の論理で相手を叩きのめそう」と割り切ってしまえば、それ以上先には進めません。
相反する2つの事象を、心に留めて、じっくり考えて、2つの価値観を否定しつつも、その両方をの立場を尊重した高次の回答を導くこと。
それを根気よくやることが大事だと思います。
よろしければ、コメントでご意見・ご感想などいただけると嬉しいです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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