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【資格】25歳塾講師が、独学だけで旅行の国家資格をとった話【国内旅行業務取扱管理者】

日本で数少ない旅行に関する国家資格が
「国内旅行業務取扱管理者」です。

この資格を持っている人が1人以上いないと、
旅行代理店(JTBやHISが出してる店舗)を出店することができません。

旅行系の会社では重宝される資格で、就職や転職でも有利に働きます。

そのため、旅行やホテル系の専門学校では、この資格を取るための講座をよく開講しています。

私は社会人として働きながら、休日や出勤前
の勉強だけでこの資格を取ることができました

しかも、1科目は満点で!

今回はその方法をお伝えしたいと思います。

受験科目、合格基準

受験科目は以下の3つです。

①旅行業法
②約款
③国内旅行実務

全科目でそれぞれ6割以上取れれば合格です。

①旅行業法と②約款は、法律など決めごとの覚えゲーです。
歴史と同じで、どれだけ覚えているかで決まります。

③国内旅行実務は、JRや飛行機、船の運賃計算や、国内の観光地や温泉などの知識などが問われます。
覚えた知識を使って、頭で考えて答えを出す必要があります。

使ったテキストはユーキャン!

私はこのテキストで勉強しました

ユーキャンの国内・総合旅行業務取扱管理者 速習レッスン

フルカラーで読みやすいですし、気をつけるポイントが別で書いてあったり、とても読みやすいテキストでした。

また、各章末に内容チェックテストがあるのがよかったです!
参考書を読み終えるとついわかった気になりがちですが、チェックテストをやってみると意外とできないなんてこともあります。

チェックテストで間違えたところは、そのページまで戻って復習すると身につきます。

【旅行業法・約款】暗記は、2種の方法を使いこなす

受験科目のなかで、旅行業法と約款はほぼ暗記科目です。

それゆえ、いかに暗記するかは超重要

ポイントは、2つです

①「なぜそう決まってるのか?」を考える
②「原則と例外」で覚える

まず、①「なぜそう決まってるのか?」を考えるから解説します。

旅行業法は旅行に関する法律であり、この法律を作った人も、旅行業を営む人やその利用者が便利にお互いが進められるように法律を定めています。

要は、そんなに意味がわからないような法律にはなっていないということです

なので、「こう決まっているのはなぜだろう」と考えると、暗記ではなく理解して覚えられます。

【暗記事項】
JRの運賃を計算する際、東京や大阪、福岡などの大都市では、実際に通過した距離ではなく、乗車駅と降車駅を結ぶ最短の営業距離で運賃が決まる「大都市近郊区間」が定められている
【理由】
例えば渋谷駅から東京駅に行く時、ルートがたくさんありすぎて、どのルートで行ったかを記録することができないから

「大都市近郊区間」を設定する理由がわかると、それを忘れにくくなるでしょう。

2つ目は「原則と例外」で覚えるということです。

例えば、JRの運賃計算をするときには

【原則】
運賃は通過した路線の距離をもとに決められる
【例外】
大都市近郊区間では、実際に通過した距離ではなく、乗車駅と降車駅を結ぶ最短の営業距離で運賃が決まる

という原則と例外があります。

「どんな時に」「どのような」例外があるのかを理解すると、より覚えやすくなって便利です。

上記の場合は、
「どんな時に」…大都市近郊区間
「どのような」…乗車駅と降車駅を結ぶ最短の営業距離で
という感じになるわけです。

ちなみにこの決まりを利用したのが、大回り乗車という遊びです。170円くらいで延々8時間くらい電車に乗り続けることができます。

【国内旅行実務】問題演習を楽しむ

国内旅行実務の科目は、暗記だけでなく実際に計算したりする問題が多く出ます。

2人で乗用車を乗せて、船で北海道から茨城までいったとき、何円かかるでしょう?
運賃表を見て計算しなさい。

のような感じです。

これを単に計算するだけでは面白くありません。

僕だったら、北海道から茨城だけでなく、新潟までの船代も計算しちゃったりして、「こうやったら安く行けるやん!」みたいなことまで調べて楽しみたいと思います。

旅行に関する国家資格を目指すくらいの人は、基本旅行が好きだと思います。

限られた資金の中で、どうやったら旅行が楽しめるか?
それを勉強しながら資格も取らせてくれるなんて最高です。

JRや飛行機に関する問題も出るので、これをマスターすれば自分も安く旅行を楽しめるようになるし、友人にも旅行のアドバイスをできるようになります。

そういう思いで勉強すると、とてもいいんじゃないかなあと思います。

私が働いている星野リゾートには、
全国にホテルがたくさんあります。
旅行好きとして、このホテルに就職できたのはラッキーやったなあと思います。

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