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現場紹介:揖斐川白鶏高潮堤防嵩上工事

当社で工事を進めている、揖斐川白鶏高潮堤防嵩上工事について紹介します。この工事は国土交通省中部地方整備局木曽川下流河川事務所から受注した工事で、いわゆる国が発注する公共工事です。

高潮堤防嵩上工事とは?

地震や大雨などの自然災害による揖斐川の増水に対して、1.6kmに渡って既存の堤防を嵩上げ(かさあげ)し、流域の生活を守ることを主な目的としています。

当社工事範囲は1.6kmですが、岐阜県から愛知県を経由し、河口域の三重県に至るまで工事範囲が非常に長いのが特徴です。下図揖斐川河口付近の⑮が当社の今回の工事範囲になります。

この工事は、令和3年度から木曽川・揖斐川の流域で着々と進められている国土強靭化対策工事の一つで、災害が非常に多い日本において、いかに安心できる日常生活を守るかに焦点が当てられています。

国土強靭化とは?

国土強靭化は、ある時期において公共工事が大幅に削減された中で、連続した巨大な震災で国土が甚大なダメージを受けたことをきっかけに生まれた国をあげてのプロジェクトです。

国土強靭化対策を行うことで、大災害が発生したときの人命や生活の保護は元より、被災後も生活が維持できることや、復旧にかかる費用が大幅に抑えられることがメリットとしてうたわれています。

最近では「レジリエンス」という言葉が使われますが、災害に対するしなやかさ、つまり強さだけではなくそれに適応できる柔軟性回復力を持ったインフラを構築することが重要とされています。

災害は必ず起こるものとして常にそれに備えておくこと、その備えとして人々の生活を守るための重要な工事を行うことは、地域としても会社としても大変意義のあることだと考えています。

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