見出し画像

地域DAOアプリでの”コミット”

前書き


「地域DAO構想について」の記事で私の中ではたくさんの反応をいただきとても光栄です。(10人以上は嬉しいです笑

地域DAOの魅力や、DAOと地域コミュニティの相性の良さなど、基本的な特徴は「地域DAO構想について」の記事で指摘させていただいた通りです。


資金獲得の施策の必要性について


今回はDAOとして地域コミュニティの資金をいかに確保するのかについてまとめる

「Bank」や「トレジャリー」と呼ばれるDAOの資金を管理するお財布に資金が確保/担保されていることで、安心して活動 or 活動の意味を感じるメンバーもいるはずだ。

そこでDAOとして収益を獲得する方法を深掘りする必要がある。

地域DAOもその他のDAOと同様に収益を上げるためにはメンバーの貢献活動である「コミット」が必要不可欠だ。

以前に述べたように、コミットにも難易度を多段階用意することで多くの人が貢献し地域DAOとの接続関係が長く維持される仕組みが必要になる。

⑴簡単に貢献し続けられる簡単なコミット、⑵難易度の高く、生み出す価値とDAOからの報酬も高いコミット、これら両輪を持つコミットを複数個用意するとコミュニティとして参加率が全体的に高い水準で保たれる可能性が高くなる。


地域DAOと外部コミュニティは切り離すべきではない


具体的なコミットの例をあげる前に、私の考える地域DAOが存続するための前提となるための施策や前提のようなものまとめる。

地域DAOが存続するためには、各地域に住むコミュニティ内のメンバーの活動によってDAOが運営される。

しかし、地域DAOが収益を上げてDAOのメンバーが経済的にも活動を続けるモチベーションを確保するためには”外部”とのコミュニケーションの場や機会を設けることは大きな意味を持つ。

DAOには発足する起源として、メンバーで共有された「ビジョン」がある。ビジョンとして地域DAOが何を掲げるのかによって地域DAOの"外部"となりうる人とのコミュニケーションが必要か不必要かは議論が必要だ。

ただ、Web3.0がグローバルな動きであることや地域DAOが継続的に活動を広げたり、盛り上がったり、経済的にも活動が継続できるインセンティブを設けるとなると間違いなく外から資金を獲得する策は必須になる。

地域DAOではありつつ、「コミュニケーションやサービスの対象が地域の一定の範囲に狭めすぎないこと」を前提としてお話をする。


地域DAOの収益確保 ① 簡易なコミット方法 

過去の記事と再掲になる項目もあるが、誰でも簡単にできるコミット方法をまとめた。基本的にメンバーデータの収集を許可することでデータは自動で収集されるので、非常に簡単にメンバーシップが手に入る手法だ。

⑴ 位置情報の共有:地域店舗に向けたマーケティングやグローバル市場でもデータの販売に貢献(プライバシーの管理は大前提)
⑵ IoTデータの収集:Web3では有名な「Nodleアプリ」を使ってデータ収集の役割を得ます。詳細は以下のリンクを参考に(https://www.nodle.com/faq)
⑶ その他各種データの収集など


地域DAOの収益確保② 普通のコミット方法

地域DAOが収益を上げる方法として、遠く離れた人や隣町の住民などから第一に注目してもらう、つまりマーケティングを通じて知ってもらうことが前提になる。知ってもらうためにはもちろん発信が必要だ。発信内容は地域に根ざしたコミュニティである以上、地域情報になる。地理的な情報でもいいし、街のイベントでもいいし、小さなバザーやセール情報でも問題ない。もちろんこう言った情報は地域DAOメンバー同士でも価値のある情報になるはずだ。写真や動画に文章やコメントをつけて投稿を行うことが、街という地域DAOのアイデンティティを発信し、発信を行なっていない地域と差別化・知名度を格上げする施策になる。

一方で、地域DAOメンバーで既存のSNSを使って上の情報をコツコツアップロードするには依然として大きなハードルがある。
自分の持つSNSアカウントで突然街を宣伝したりしてもいいねもつかないし、「急にどうした?」と思われたくないのはユーザ心理として簡単に想像できる。


外部向けの投稿が良しとされ、目的を持った地域DAOへの所属を明示した新しいSNSが必要かもしれない。
従来の街の情報といえば、街や市区町村、都道府県といったそれぞれの規模間でのポータルサイトが古くから存在するが、どれくらいの人が見ているのだろうか?
地方自治体や公共衛生、公的なイベントの情報は比較的早くアップロードされているが、住民が気になるような情報、地域コミュニティや地元サークルやボランティア活動などを広く載せられるような場にはなっていない。
地域情報のみがWeb1.0で、2.0にも達していないのが現状だ。

そこで、街や地域の情報を各地の地域DAOが発信するためのSNSを作成してみてはどうだろう?
外部向けのタイムライン的な投稿もできるし、DAO内部でのコミュニケーション(メッセンジャー)もできる。
話が大きく、解像度が極端に荒くなってしまったが、こちらに関しての議論は後の記事に回したい。
以下に、次の記事でまとめたい項目をいくつか列挙する。

・ARメタバース機能のSNSへの組み込み
・DAOの資金機能・投票機能のSNSヘの組み込み
・トークン機能のSNSへの組み込み
・ゲーム機能のSNSへの必要性
・SNSの活性化施策
など


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?