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心の余裕(収入と支出編)

コロナ禍による自粛生活での内観から始めたnote。

前回にも触れた、これからの収入と支出のことについて書こうと思います。
なんとなく連作のようになってきましたが。

ほぼ3か月、通常のお仕事はなくて、
5月はオンラインレッスンをしていました。かなりの収入ダウンです。
6月から通常レッスンの再開になりますが、たぶん、研修や講習といった出張のお仕事は激減するのではないかと想像しています。
そうなると、今後の暮らしにおける支出の大幅な見直しが必要となってきます。

我が家には遠方で一人暮らしをしている大学院生の息子がいます。
来年の3月までは学費、家賃、仕送り代が必要です。
支出においてここが非常に大きい、且つ削れない。

でもそれ以前の問題だなとも思います。

今回のコロナ自粛で、
大勢の方もそういうふうに時間を過ごされたかと思いますが、
私も毎日のように大掃除に次ぐ大掃除をおこなっていました。

すると、出てくるわ出てくるわ、
「なんとなく買ったもの」
が次々と!
洋服、文房具、可愛い雑貨、
この辺りが3大「なんとなく買ったもの」でした。

それらを買った時の心の状態を考えてみると、

・子育てのストレス
・仕事のストレス
・義母へのストレス

からの逃避行動だったように思うのです。
買う行為そのもので刹那的に満足して終わるので、
振り返ってそれらのものを見た時に

「ときめかない」(こんまり風)。

また、過去に書いた楽譜や勉強ノートなども、
それらの旬の時期を過ぎてもなかなか処分できず、
本棚のスペースをどんどん埋めていました。

これらは「自分に対する自信の無さ」から来ていたのだと分析します。
その都度、更新して勉強し直していけばよいだけなのですが、
過去のがんばりに頼らないと成果が挙げられないような不安があったのだと
思います。

コロナ自粛で、仕事もずっとお休みになり、
のんびりとした毎日を送るうちに、
「なんであんなに不安に駆られながら仕事してたんだろう?」
「どうして使い切れないようなものをたくさん買い込んでいたんだろう?」
と、今まで振り返りもしなかった気持ちが沸々とわいてきました。


そして、
「これから先、もう仕事のオファーがないかもしれないんだから、
こんなにたくさんの楽譜も資料も洋服も要らないわ」
とまで思うようになり、そこからバンバンと処分が進みました。

それらの処分すべきひとつひとつの物を見ながら
「これらをまた欲しいと思う気持ちにはもうなれないな」
と、心の底から思いました。

今、何を見てもこれと言って欲しいものはなく、
お金を使いたいと思う個所は前々回の記事で書いた
私の子どもの頃からずっと好きだったこと、
・音楽
・犬、猫
・物語
・暮らし
に対してなのです。

ですから、今後は
CDやライブ、本や映画、犬猫の飼育、食材
以外でお金を使うことはほとんどなくなるのではないかと思います。
しかも、それらも厳選したものになるでしょう。


ということは
収入に見合った、身の丈に合った暮らしを
無理や我慢せず、ストイックになることなく、
心地よくできそうだぞ、と
このコロナ自粛で気づくことができたのです。


自分の好きなことがクリアになることは、
収入と支出のバランスも健全にしてくれることなのだなという
当たり前すぎることに、やっと気づかされた気がします。

半世紀も何やってきたのでしょうね…
でも私には必要な回り道だったのでしょう。

#ライフスタイル #お金 #生き方 #考え方


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