見出し画像

蔵と運河のまち半田市

23日には半田市の名鉄知多半田駅前で開催された半田ストリートテラスにてライヴさせて頂きました。オールクリスマスナンバー…あまりにもの寒さに歌詞も度忘れごまかし…で行きました。
半田市での出演は2018年12月以来5年ぶりとなりますが、江戸中期より醸造業の町として栄えた港湾都市で、現在でも蔵のまち駐車場から名鉄知多半田駅間には雰囲気たっぷりの街並みが残されています。ちなみに運河は十ヶ川の下流部分だそうです。

最近登録文化財となった旧中埜半六邸

壮大なミツカン本社向かいを北に入れば近年重要文化財に指定された小栗邸、こちら庭にあるモッコウバラの見ごろにあわせ公開されます。
旧中埜半六邸は江戸時代末期に廻船業を営んでいた富豪中埜半六家の邸宅で現在はフランス料理店、バウムクーヘン研究所などに使用されており、庭園は常時解放されています。

半田赤レンガ建物(登録文化財)

半田市の文化的ランドマークになっているのは何といっても旧カブトビール醸造工場である半田赤レンガ建物です。2018年12月にはこちらで出演させていただきましたが、建物北側には第二次大戦の空襲の跡が鮮明に残されています。

武豊線のSLさよなら列車を牽引したC11265蒸気機関車

今回初めて知ったのがJR東海半田駅にある半田市鉄道資料館の存在。1977年開館で国内で2番目に古い鉄道資料館だそうですが、毎月1,3日曜のみの開館です。

半田市のゆるキャラごん吉くんと。当日のイベントでは高校生が大活躍。

また半田市は同市に生まれ没し「赤い鳥」に掲載された「ごん狐」で有名な児童文学作家新美南吉氏でも知られています。今回は訪問しませんでしたが、上皇ご夫妻が来館された新美南吉記念館や生家、またかみや美術館別館(見学は要予約)の養家も所在します。墓所は市内北谷墓地にあります。

北谷墓地の南吉さんの墓。入口付近にはごん狐に登場する六地蔵もあります。

市内東部の亀崎地区は亀崎潮干祭で知られ、歴史的建造物も多く残されています。半田市は独自の市景観重要建造物指定があり、なかでも亀崎に所在する高級料亭望洲楼は創業150年余りで注目されます。県道247号線に面した半田市指定史跡の亀崎渡船場跡には4mを越える「燈明台」と呼ばれた常夜燈が現存します。

亀崎渡船場跡と常夜燈

昭和31年まで衣浦大橋がなかった為、衣浦湾を渡る為に渡し舟が必要とされており、その為大変な賑わいであったと伝わっています。
半田市では市街を中心に観光活性化が進められています。また出演の機会があることを願ってやみません。
是非ご訪問ください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?