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パーソナルカラー・骨格・顔タイプ、まるっと診断されてアガった話

自分が何者なのか誰かに定めてほしい、みんな~~~~!!!!

自分のことを客観視できなさすぎて前世占いとか行ってしまう30歳OLのわたしが、頭の先からつま先までまるっと診断してもらった話を聞いてくれ~~~~!!!

 ちなみにわたしの前世は北欧の村の地主の娘で、地下室で父親と星座の研究とかしてたらしい。いい前世かよ。

カラーサロンで戒名ゲット? 診断をうけたきっかけ。

 そもそもなぜカラー診断を受けようと思ったのかというと、来年の春に結婚式をするのですが、

「結婚衣装を決める前にパーソナルカラー診断を絶対に受けておいたほうがいい

 と、既婚のお友だちにアドバイスをもらったのがきかっけでした。

 パーソナルカラーとは、最近よく耳にする「ブルべ」「イエベ」みたいなやつです。自分の肌色、髪色、目の色、唇の色などと、調和のとれる色のことです。

 お友だちは、パーソナルカラーを知らずに衣装を決めてしまった結果、自分の肌色と相性最悪な色味の衣装だったらしく、見返した写真の肌映りが良くなくて後悔したのだそう。

 なるほどたしかに自分に合う色、よくわからん! それに「絶対この色の衣装が着たい!」みたいな願望もいまのところとくにない。自分の意志を持たないまま結婚式の衣装合わせにのぞんでも、優柔不断なわたしはたぶん衣装を決められない気もする。パーソナルカラーを知っておくのは、結婚式の衣装を選ぶうえでも、今後私服を買ううえでも、ひとつの選択軸を持てるからよさそうだ。

 そんなわけでさっそく「パーソナルカラー診断 都内 おすすめ」でググってみる。しかしパーソナルカラー診断をやってくれるサロン、めっちゃあるな……!? おすすめの角度、がばがばに広い。

 いったいどこのサロンに行けばいいの~~~! とTwitterでオギャッたところ、そくざにLINEに1通のメッセージが。

「我が名はブライトサマー骨格ストレート人間」

 そう名乗るのは、すでにパーソナルカラー診断経験済みの、大学からの仲良しなお友だち。彼女が診断を受けてきたというおすすめサロンを教えてくれました。

 そのサロンは比較的お値段が高めなのですが、パーソナルカラー診断だけでなく、自分の骨格タイプと顔タイプもまとめて診断してくれたうえで、その人におすすめな服のタイプやブランドまで教えてくれるんだそう。

 たしかに色が似合ってても、その服が自分の顔や体型の雰囲気に合ってなかったらアガらない。どうせやるならトータルで知ったほうがいい。めっちゃいいやん。ていうかわたしもその戒名みたいなやつほしい。

 すると彼女からすかさず「青白肌骨格直線大姉」と戒名もどきのメッセージが返ってくる。

 そう!!そういうの!!!なんか「クレイジー・ダイヤモンド」みたいな、スタンド名みたいなやつ、ほしいよね!!!

 テンションが上がりきったわたしは、「よ~し、わたしもカラーサロンに行って戒名ゲットしてくるゾ☆」と本来の目的を忘れつつ即座に予約したのでした。

いざ診断へ。よみがえる友人たちからの数々の言葉。

 いざ診断当日。最寄り駅から少し歩いたところにある、高級感溢れるマンションのロビーで待っていると、物腰柔らかで見め麗しい先生が迎えてくださった……! 結婚の祝福までしてくださり、さっそくめろめろになりながらマンションの一室に通される。

 まずは簡単に申し込みメニューの確認や、申し込み理由のヒアリングなどを行いました。わたしが申し込んだのはウエディングトータルレッスン。特に結婚式衣装に特化したアドバイスをしてもらえるプランです。

 はじめのヒアリング時点で、神前式かチャペル式か、にはじまり、式場がどんなところか、何色を基調とした部屋なのか、まで詳しく聞いてくれました。自分の肌に合うトーンだけでなく、会場が厳かなのかカジュアルのなかといった雰囲気や、壁や床の色合いに合わせた色を選ぶのもポイントなのだとか。うおおそこまでは考えていなかった……!さっそく目から鱗が古い角質ばりにボロボロ落ちる。

 ヒアリングをひと通り終えると、さっそく診断にうつります。はじめに受けたのは顔タイプ診断。顔タイプ診断は、顔の輪郭やパーツの特徴、バランスなどから「キュート」「アクティブキュート」「フレッシュ」「クールカジュアル」「ソフトエレガント」「エレガント」「クール」「フェミニン」の8タイプに分類する診断。すっげえや、つぎのプリキュアの戦士名ぜったいこれに決まりじゃん。

 メイクを落とし、正面と横顔の写真を撮ってもらい、先生が各パーツの大きさや長さを測定、諸項目にチェックを入れ、チェック数の多さによってタイプ分けしているらしい。わたしは「キュート」でした。

 そして次はいよいよパーソナルカラー診断!パーソナルカラーといっても、イエベ、ブルべの2分類だけではなく、そこからさらに詳しいパーソナルカラーを絞り込んでいきます

 照明の設置された全身鏡の前で椅子に座り、先生が金・銀、原色に近い色から淡い色まで、さまざまな色の布をわたしの顔もとに当てていく。当てられたじぶんの顔を鏡で見てみると、たしかに布の色によって肌のトーンが明るく見えたりくすんで見えたりして、違いがはっきりしていてびっくり……! わたしのカラータイプは「イエローベーススプリングブライト」だったのですが(戦隊モノならカレーが似合いそう)、とにかくネイビーとベージュが似合うらしく、濃淡さまざまトーンのネイビーとベージュの布をあててくださり「どれも似合いますね?!」と驚いてもらえた。クク……我はベージュを統べる者なり……。鏡の前で口元がゆるむのをこらえられないスッピン30歳。

 そういえば前に、アパレル店員としてはたらくお友だちから、「あなたはほんとうにベージュが似合うから」といって、めっちゃかわいいベージュのハンカチタオルをプレゼントしもらったなあ。パーソナルカラー診断を受けていると、「そういえば昔……」と、かつて友だちから、先生が言っているのと似たような褒め言葉をかけてもらっていたことを思い返す場面がたくさんあったのです。ひとからもらった言葉の端緒に、じぶんに似合うもののヒントが隠されていたのだなと、はっとするわたし。

最終的に似合うものとして選ばれた色たち。

 そして最後は骨格診断。骨格診断は、筋肉や脂肪の付き方、関節の大きさなどから、自分の身体のラインを「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分類する診断です。

 なんとなく、わたしは自分をストレートだと信じてやまなかったのですが、ふむふむと関節や手首まわりを触った先生はすぐさま、「まごうごとなき骨格ウェーブさんですね!」と判定。その場でおもわず「うそでしょ?!」と叫んでしまいましたが、筋肉がつきづらく、全体的にふわふわした質感は間違いなくウェーブですよおと言われ、うっ、あたまが……!高校生のときに友だちから「あなたって骨がぜんぜん見あたらなくて、なんというか西洋画の貴婦人みたいな身体つきだよね」と言われた記憶がよみがえる……!

まとめ。自分で自分をアゲてくって最高!

 そんなこんなで昔の記憶を攪乱されながら、診断終了。そのあとは、顔・色合い・骨格を総合的に見て、自分に似合う色打掛の柄や色合い、ウェディングドレスの素材やかたちを選んでもらったり、おすすめの化粧品ブランドなど教えてもらえました……!

 いやあ濃厚な2時間でした。受けてみてよかったところ、いっぱいありました。とりあえずぜんぜん自分に似合わずクローゼットに眠っていた服は捨てました。

 以前、片付けコンシェルジュの記事を書きましたが、要るもの/要らないもの、整理整頓の基準ができたのがよかったです。

 それから、結婚式の衣装合わせにむけて、具体的なイメージができたのもよかった。ネイルとかベールとか、ブーケとか、細かいけれど決めなければならない点もヌケモレなく網羅的に検討することができました。しかも、わたしのプランの場合、今後もLINEで衣装合わせの写真などを送りアドバイスもいただけるんだとか……!

 あと、今後のお買い物も楽しみになりました。さっそく、カラーサロンを教えてくれた友人に「我が名はスプリングブライト骨格ウェーブ人間……」と連絡をおくってみる。

 もういい大人なんだから、人の意見に流されずなんでも自分で判断して意思決定しなさいっていうのはほんとそれ。だけど、意思決定の選択肢を外からいろいろインプットしてみるのもためになるし、盲点に気づいて視野拡張できるし、なにより誰かに「似合う」って言ってもらえるとアガる。あと、過去にだいじなひとからかけてもらった言葉の大切さを、あらためて噛みしめられることも素敵でした。あらたな自分発見にもおすすめです! 男性のタイプ診断もできるそうですよ!!!

 さて、診断結果をたずさえて、こんどはいよいよ衣装合わせにのぞんできます!楽しみだ!

イラスト提供:J.K


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