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「暮らしにお金をかける」のをやめる

 やめたら、ラクになった習慣ありませんか?
 満員電車での通勤、行きたくない会社の飲み会、ただ長いだけの会議、見栄の張り合い“映え”のSNS投稿、不要な付き合いや買い物……。
 実はやめても良かった習慣をリストアップした『心の疲れをとる事典』(監修/精神科医・西多昌規)。実際にやめようと思っても難しいものもあるかもしれませんが、思い切って自分の意識を変えるチャンスです! やめたらきっと楽になる、心の疲れをとってくれる習慣を同書より紹介します。第6回は「暮らしにお金をかける」。

暮らしにお金をかける

 こだわりぬいた家に住み、こだわりぬいた食生活を送る。それなりにお金はかかりますが、自分にとってそれが豊かで充実した人生であれば、何も悪いことはありません。

 問題は、暮らしにお金をかけなければ豊かな生活は送れないと思い込んでいる場合です。高級ブランド品で身を固め、外車を乗り回し、東京でも家賃が高額な港区のタワーマンションに暮らしたところで、豊かで幸せな人生の保証にはなりません。なぜなら、モノの価値は流動的で、物質にいくらお金をかけても、心が満足することはないからです。

 ましてや、私たちは新型コロナウイルス感染症の流行という未曽有の事態に直面しました。その結果、多くの職場では在宅ワークに切り替わり、「会社から近い」「駅から近い」など、価値があるとされていた利便性の高い住まいが、意味をなさなくなりつつあります。今後、仕事がリモート中心になると、「家」で労働するようになり、その豊かさの価値も、新築で見栄えのいいタワーマンションから「仕事に集中できる空間」「家庭生活と仕事を両立しやすい空間」へと変化するはずです。暮らしのどこにお金をかけていきたいか、いま一度考えてみましょう。

【point】
暮らしにお金をかけなくても豊かな生活は送れる。
どんな暮らしがしたいのか自分の価値観をしっかり持とう。

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