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パンダ初心者が上野動物園に行ってみた!【上野のパンダさんぽ】

 2022年は、パンダが初めて日本に来てから50年となる節目の年です。子どものころに親に連れられてパンダを見に行った、という人も多いと思います。かくいう私もその一人ですが、物心つく前のことで全く記憶にありません。上野は祝福モードで大盛り上がり。パンダを見るならいまでしょ!ということで、パンダ初心者が上野動物園に遊びに行ってきました。(文・写真=朝日新聞出版・富田遙夏)

 9時すぎ、入場ゲート到着すると、開園前にもかかわらず既に行列が。事前にオンラインチケットを購入していたので、QRコードの提示のみでスムーズに入場できました。

 現在、上野動物園にいるパンダは、お父さんのリーリーとお母さんのシンシン、さらにシャンシャン、シャオシャオ、レイレイの3頭の子どもたちです。

 上野動物園では、パンダごとに観覧スペースが異なります。まずは一番人気のパンダ母子を目指して、西園の「パンダのもり」へ。1時間以上並ぶ場合もあると書かれていましたが、10分ほどで双子に会うことができました。早起きしてよかった!

【リーリー】母子を観覧するための列にドキドキしながら並んでいると……、遠くに白と黒が見えます! パンダ母子用の列から最初に見えたのは、お父さんのリーリーでした。大きなぬいぐるみが動いているようで、愛おしさがあふれます。また後でゆっくり会いに来るね。

 そして、待ちに待ったパンダ母子とご対面! 昨年2021年6月23日に生まれた双子のシャオシャオとレイレイ。1歳半になりましたが、お母さんと比べるとまだまだ赤ちゃんのような可愛らしさは健在です。初見で双子の見分けはできませんでした……。

 元気に歩き回る双子たち。木や坂から転げ落ちると、周囲のお客さんからも思わず笑い声が上がります。カメラ目線のファンサもしっかりいただき、見事にハートを射抜かれました。

【シンシン】円形の観覧スペースは3カ所に区切られていて、それぞれのスペースの滞在時間は1分。みられる時間は合計3分とあっという間ですが、どっしりと座って食事をするシンシンを様々な角度から眺めることができました。

【リーリー】再び、お父さんパンダリーリーのもとへ戻ってきました。こちらは時間制限もなくゆっくり観覧できます。ごはんの時間ということで、ひたすらタケを食べるリーリーです。父の貫禄、恐るべし。

【パンダのもりにできた行列】パンダ親子をゆっくり堪能して出てみると、あっという間に長蛇の列になっていました。つづいて、園内にあるパンダを探してみることに。

【パンダ来日50周年特設コーナー】上野動物園とパンダの歴史を集めたパネル展もありました。中国から初めてやってきたパンダである、ランランとカンカンが入っていた輸送箱も修復して展示されています。(展示期間は公式HPからご確認ください)
 公式HP:
https://www.tokyo-zoo.net/topic/topics_detail?kind=event&inst=ueno&link_num=27605

【パンダ柄の三角コーン】園内でいくつか見かけるひょこっとパンダ。この表情がたまりません。

【園内フラッグ】2022年はパンダ来日50周年だけではありません。1882(明治15)年に日本初の動物園として誕生した上野動物園も開園から140周年を迎えます。

【おみやげショップ】新生児の頃のぬいぐるみまで! 透けたピンクの肌が見事に再現されています。

園内にはいたるところにパンダモチーフを見つけることができます。滞在時間は1時間半ほどでしたが、たっぷりパンダを堪能することができました。

上野動物園を出て公園内を散策。動物園の周りでも、たくさんのパンダと出会うことができます。

【噴水前広場】来日50周年を記念して、10月30日まで開催されていた「パンダフェスタ」。様々なパンダキャラクターが一堂に会すなど、イベントは盛り上がりをみせていました。

【広場にあるパンダ型ポスト】しっぽもちゃんとあります。パンダ切手を貼って、投函してみたいですね。

 どこを回ってもパンダづくしの上野。動物園に来ているお客さんの中には、毎日のように通っていると思われるベテランのみなさんの姿もありました。今日は顔が隠れていたけれど明日なら見られるかな?とか、次はもっと違う表情に出会えるかも!と、日参したくなるのもうなずけます。

 パンダを初めて見る人も、久しぶりの人も、ぜひ上野に出かけてみてください。


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