【しいたけ.相談室】どうしたら恋愛できるでしょうか?/やぎ座・41歳女性からの相談
「しいたけ占い」で人気の占い師しいたけ.さんが、老若男女のお悩み相談、人生相談に、すっと心が軽くなるアドバイスをお届けするAERAの人気連載が、書籍『みんなのしいたけ.相談室』になりました!
本に収録された、職場の人間関係から将来への不安、転職、家族や恋愛……などなど、さまざまなお悩みの中から選りすぐりのものをお届けする本連載。第6回は「どうしたら恋愛できるの?」というお悩みをお届けします。
【今回の相談】
【しいたけ.さんの答え】
■「好きにならなきゃ」の呪縛を解いて。
玄関で10分無駄話から
恋愛のスタートって、大きく2種類あるんじゃないでしょうか。一つはそこに「好き」という気持ちが明確にある状態。どちらかが強く意識して、また会いたいなと思ったり。いわゆる恋愛の王道とされているのはこちらかもしれません。喧嘩をして反発しあったり、激しさを伴う恋愛です。もう一つは、友達の延長線上にある、理解者としての恋愛。
どの恋愛にも両方の成分が入っているのでしょうが、人によってパーセンテージが違う気がします。
ひと昔前の恋愛って、まるで義務教育の一環みたいなものでした。一人前になるまでに必要とされていて、恋愛について知らないと会話についていけないみたいな。でも、もう時代が違うと僕は思っています。恋愛をどうとらえるかは個人にとって大事な問題で、僕は今の恋愛って、友達に話せないことを話せる場所の一つであればいい。そう考えてもいいんじゃないかと思っているのです。
人間関係って、家族、友達、同僚、よく行く飲み屋の大将とか、いろいろありますが、それぞれの人たちと、他の人には話せない会話ができるのがいい。そこに恋愛もあって、恋愛は恋愛でそこでしか話せないこと、学べないことがあるし、恋人との間で話せないような愚痴や不満を飲み屋の大将に話すこともある。どっちが素敵かって僕は測れないような気がしています。
今、「恋愛しなきゃ」という気持ちが義務になってる人って多いと思う。仕事で疲れて帰ってきた人が、さあ恋愛しなさいって言われると、ものすごく重い残業を押し付けられてる気持ちになると思うんです。「好きな人いないの?」とか「出会い探しに行けばいいじゃん」というのは、ただでさえ頑張って平日を生きている人には酷です。
特にやぎ座は他の星座と比べて、自分を解放する時間が少ない。家に帰っても着ぐるみを着たキャラをやってるみたいな人たちで、業務感覚で明るいキャラクターをみんなの前で演じています。恋愛することも、どこか仕事のカテゴリーの一つみたいに思っているのかもしれません。
人を好きになりにくい、好きっていう感情が見つけにくい人は、冒頭の2パターンのうちの理解者・穏やかコースから攻めてみてください。例えば仕事関係で会う人と、お疲れ様でしたって言った後に玄関先で10分無駄話ができるなら、それは好きになれる可能性がある相手。
まずは「好きにならなきゃいけない」という呪縛を解くところから始めましょう。