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人の辛さ(悩み)に大小は……?

悩んでる人に対し『世の中にはもっと大変なことで悩んでる人がいっぱいいる』みたいな言葉を発する人をよく見かけますが、もちろん分からなくはない言葉ではありますが、それは関係の無い事であり、切りの無い話しだと感じてならない自分がいます。

あなたよりもこの人の方が
でもこの人よりもあの人の方が
それで解決しようものなら、辛さを比較し基準を定めざるを得なくなり、行き着く先はもう生命が終わる瞬間 "死" が残るのみとなります。少し極論ですが……。

そうなると解決よりもそもそも悩むな!という事になり、悩みそのものさえ存在しない世界が誕生するということになる。

人それぞれにある"今悩んでいる事"というのは、その人にとって現在悩みが"有る"として自分の中に存在するもんだと思います。

たとえ些細な事で自分は悩んでるなと思っても、解決出来てないのであれば、その悩みは他者と比較するものでもされるものでもなく、有るということのみで、悩みが2つあるとしても、どちらが大きいではなく、種別のものが2つ有るということのみじゃないかな。

子供には子供なりの悩みがあって、大人になっても子供レベルの悩みだなと思ってしまうこともあります。
でもこれは比較するものではなくて自己の成長として今あるものだとはおもえませんか?私はずっとこの事を思うのです。

悩みが解決する時に成長を得て、悩んでたものはクリアされ、また新たな悩みがやってきたりする。
だから悩みとは当たり前のような事を言いますが個人所有のものであり、他者がその悩みに対して "直接" 触れる事は出来ないのです(物理的なものではなく精神的なものの悩み)

もし、あなたの身近に悩んでいる人がいるならば、その人が今もつ悩みを比較で解決しようとするのではなく、一緒に同じ目線で寄り添う言葉を使い、悩みから成長に変わるのを心から願ってほしいと思います。

最後のスイッチは他者には絶対押せませんから。

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