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何のために表現物を世に出すのか【毎日note】#42

(すごそうなタイトルだけどただのつぶやきです(ノ*・ω・))

本。音楽。アート。映画。

あらゆる表現には、「伝えたいこと」って必要なのかな。

私がエッセイ本を出すにあたり、「伝えたいこと」って明確にはなくて。

正直に言えば、これは自分のために出す本だから。つまり自己満足だ。


一方、自分が生み出した作品で食べていく場合、自己満足ではダメなんだろうか。そんなの愚問だ、自明だ、と言われそうだけれど、やっぱり疑問に思わずにはいられない。自己満足と、人々のニーズが見事にはまって、結果多くの人の目にとまる、広く知れ渡るというケースはないのだろうか。

でも「食べ続ける」ためにはそれではだめなのかなあ。

私は、自己満足の側面が圧倒的に大きくて(それじゃあ「側面」じゃないか)、90%くらい。

3年間、沖縄移住記を書いてきて、そこにどんな価値を感じているかというと、

・一度も帰れていない地元・旭川との繋がりを保てた

・月一だけど細々と書き続けられた

・決まった字数内でまとめる(新聞の連載なので)訓練になった

・その時その時の気持ちを残せた

こんな感じかな。


そしてこの出版、どんな意味合いが強いかっていうと、「3年間の沖縄生活の記念」だ。

「記念」なんて、自己満足の最たるものじゃないか。

「3年」って数字としてはキリがいいけれど、ただの数字といえばそうだ。なんの意味もない。そこに区切りとか、記念日とか、意味を持たせるのは人間だけだ。アニバーサリーとか、メモリアルとか。全部後付け。

この3年間で、得たもの、経験できたことはたくさんあるけれど、なにひとつ形として見えるようなものではなくて。

だからこの3年間を、目に見える形に残して、「まあなんとか、自分らしくがんばってきたよね」って、自分に言ってあげたいんだと思う。うん、完全に自己満足だ。

でも、それでいい。

それが、少しでも誰かに読んでもらえたなら、もうけものだ。嬉しいおまけだ。

さあ、自己満足を達成するために、あとひとふんばり!


*2021/10/15にKindle出版予定です~♪

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