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図書館貸し出し記録【毎日note】#130

図書館は、ちょっと、と思っても、結局1時間くらいは居座ってしまう。居座ると言っても、席に座って読み始めるわけではなく、ひたすら、色々なコーナーの本の背表紙を追い続ける。最近はもっぱら、郷土コーナー(海洋生物や文化)と自然科学の海洋生物コーナーだ。

今回は、大好きな魚譜画家・長嶋祐成さんのブログで知った本「沖縄・素潜り漁師の社会史」などを含め7冊。

・海に支えられた沖縄の人々の生活や文化のこと
・沖縄と本土(日本)との関係、沖縄から見た日本
・米軍基地
・沖縄の歴史
・沖縄の海の生物たち

ざっとまとめると、ここ最近の私の興味はこんな感じ。これらのことが、釣りという趣味を通して、「自分ごと」というのか、「気になること」になっていった。釣りに出会っていなければ、これらの、自分が住んでいる沖縄の大事なテーマを、私はいつまでも「ふうん」というかんじで素通りしていただろう。

それにしても、いちばん左の「沖縄の海の物語」は、沖縄の海の童話・奇談が絵本風にまとめられたものだが、初版が昭和49年(西暦1974年)で、発行所は那覇の「風土記社」。どうやら今は存在しない出版社のようだ。ネット検索すると、風土記社の本は「沖縄のサンゴと熱帯魚」「沖縄の昆虫類」など、古本のみが出てくる。

このようなすでにない地方の出版社の古い本は、大型書店をいくら巡っても、Amazonで検索しても見つからないものだ。古書店を何件も回ればやっと見つかるだろうか?

各市町村にほとんど必ずあるというだけで図書館とはありがたいものだけど、特にその地域のより詳細な記録や生活史が集まる唯一の場所として、尊いものなのだと改めて思った。



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