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愛情表現としてのカメラ【毎日note】#17

これは多くの人が共感するところだと思うのだけど、スマホのカメラが有能すぎて、取り回しが良すぎて、コンパクトなミラーレスカメラすら持ち歩くのが煩わしくなってしまった。

まして釣りとカメラを両立しようなんて不可能に近い。と、まだチャレンジしてないが思っている。(でも今度やってみよ)

それに、カメラで必死に美しく撮ろうとするより、ここ数年は、自分の目に、記憶に焼き付けたいと思うことが多かった。ファインダーをのぞく時間より、直接見る、じっと見て感じる時間が大事に思えた。


じゃあなんのためにもう一度ちゃんと写真をやりたいかというと、愛情表現のためにやりたい。

写真を通して、見る人に私の気持ちが伝わってほしい。

ううん。それよりもまず、できあがった写真を見る前に、カメラという道具を通して、被写体と、撮影する私との間に、何かあたたかいものが流れるはずだから。

通じるものがあるはずだから。

自分で言うのもなんだけど、十年~数年前、わりとカメラに夢中になっていたころに撮った、数々の弟たちの写真は、我ながらとてもいい出来栄えだった。技術的なものは何もないし、知識もないんだけど、私にしか撮れない写真だったはずだから。

今また、コミュニケーションの手段の一つとして、表情で表現するように、言葉で表現するように、カメラで気持ちを表現できたら。

そして愛しい記憶たちを一枚の写真として残せたら、こんな幸福なカメラの使い道はない。


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