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孤独はつらいけど孤独をごまかすことはもっとつらい。【毎日note】#96

このことを具体的に書くのは難しいけど、こう思った自分がいることを残しておきたいと思った。


ちょっと入りづらいけど気になるお店にひとりで飛び込めないときとか

路地裏で立ちながら楽しそうに世間話をしている人を見たときとか

人気のない真昼の繁華街で夜にここに来るにはどうしたらいいのかと途方に暮れるときとか


そんなときに、私って自分を通すために、不自由やわずらわしさを遠ざけるために、ここまで孤独をつきつめてしまったんだなあと、もう何度意識したかわからない自分の最大の弱みを改めて自覚する。

私が好んで一人きりで自然の中にいるのは、その時間が特別好きなのは、他者との関係など考えずにすむからなのだろうかと勘ぐったり。

人はひとりで生きてはいけないなんてよく言われるけど、現実的には、生きるだけならひとりでも生きてしまえる時代だ。いまのところ。

それがいっそう孤独を深める。


だけどね、やめておいた方がいいよ。

そういうときに、それを直視することから逃げるために、軽率な行動をとるのは。

ごまかしても、なくなるものじゃない。忘れられるものじゃない。

ごまかすと、ごまかすためにとった行動に、なおさら後悔が残る。

後悔が、孤独の輪郭をいっそう際立たせる。


そういうときはね、こうするといいよ。

その孤独感の、さみしさの理由を、根本を、つきつめるの。具体的に、徹底的に。

正体の分からないものはこわい。

だから理解するといい。自分の中にある気持ちの正体を。

それを理解することは、認めてあげることだし、理解したうえで、改めて選べばいい。孤独を生み出すものを甘んじて受け入れるのか、孤独を拒絶するのか。


ほんとうは自分の答えは分かり切っている。

ただぼやけていた孤独が白日にさらされて輪郭を強めると少し自信がなくなるだけで。

ほんとうは自分が選ぶ答えが、変わらないのは分かっている。


あなたにはとことん、街は向いていない。

向いていないことはするもんじゃない。

知ったら知ったで面白いけど、ほんとうは知る必要もないノイズなど身体に入れなくていい。

周りの目線を意識したり、ノイズを入れた途端、あなたはいつもブレて判断を誤りかけるでしょう。

好奇心が絶えないのは分かるけど、向かないことは、ほんとにたまーに、心がもっと元気な時にしておいた方がいいよ。あるいは、誰かと一緒に。


これまで書いてきたことは、自分に。


そしてこれは、みんなに。

自分を理解することに、もっと、真剣になろう。時間を使おう。




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