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Arc column vol.3『関係の質の向上part2』

Arc column vol.3
【関係の質の向上part2】 2023/2/19(日)

今週のコラムは先週の続編、関係の質の向上part2です!

●前回(関係の質の向上part1)のコラムはこちらから 
👇👇👇👇👇
https://note.com/asah1_sato/n/n1cd458a75a07

先週はビノベーションレポートがどのようなもので、どんな役割を果たしてくれるのかをご紹介しました。

今回は実際にどんな数値が出るのか、どんな活かし方ができるのかを紹介していきましょう!!

因みにビノベーションレポートはその人自身の行動特性を表すもので数値が高いから良い、低いから悪い というわけではなく、また、タイプや適性、強みを断定するものではないということをご理解下さい。

コミュニケーション質、関係の質を向上させたい、チームや組織の結果に繋げたい方々は是非読んで みて下さい‼️

大きな項目としては以下の4つの特性のが数値化されます。
❶1人1人の基本的な行動特性 
→日常を過ごす中で表現されやすい基本的な行動
 ❷モチベーション特性
→モチベーションが上がること、下がることは何か
❸ストレス特性
→ストレスの感じやすさ、感じにくさ
❹コンピテンシー(社会人基礎力) 
→社会人基礎力の特徴
❺スポーツビノベーションサイクル
→スポーツにおける特徴

今回はこの5つの中からコミュニケーションと密接な関係にある❶❷❸について1つずつ深堀りしていきましょう!
    
❶基本的な行動特性
⇒その人自身が日常において行動に出やすい特性を数値化、グラフに表したものです。
大きな特徴としては「動的な特性」「静的な特性」どちらの特性が行動として出やすいのかを知ることができます。

・「動的な特性」⇒外向的、率先、野心、少考、情熱、自信、自己尊重などのエネルギッシュさが特性として出やすい。
 ・「静的な特性」⇒内向的、冷静、多考、気長、現実、寛容、繊細などの落ち着きがあり、冷静な判断が行動に出やすい。

どちらもその人の特性なので良い悪いではありません。
どちらの特性にもその人自身の強みなのです!

しかし、ここで意識してほしいことがあります。 それは自分と反対の特性が強く出る相手に対しては、 自分の特性も弱みに見えてしまう可能性があるということを理解しておいてほしいです。
 

自分の特性も弱みに見えてしまう可能性があるということを理解しておいてほしいです。

せっかくの自分の特性が人によって弱みに感じられてしまってはもったいないですよね!
自分の特性を理解し、相手の特性を把握していれば接し方、言葉の伝え方を人によって変えられますよね。 そうすることで1人1人とよりよい関係性を構築することが可能になり、セルフコントロールができるようになるのです。 

今まで直感や感覚のみでコミュニケーションの取り方を考えていましたが、数値化されると納得感や説得力が増し、 行動に起こしやすくなると私は考えます。

❷モチベーション特性 
⇒何に対してモチベーションが上がりやすいのか、逆に何に対してモチベーションが下がりやすいのかを数値化したものです。

この特性の数値化によって何が把握できるのかというと、その人によってモチベーションの上がりやすい仕事や声の掛け方はどのようなことか、
逆にモチベーションが下がるのはどのような仕事や声の掛け方なのかを知ることができます。

例えでいうと自分が活躍するためと思って頑張る方がモチベーションが上がるか、みんなのために頑張る方モチベーションが上がるのか、両者それぞれのモチベーションが上がる特性を把握していれば適切な言葉、声の掛け方は変わってきますよね!

チームや組織にとってパフォーマンスを上げるためにはその人自身のモチベーションが非常に大切です。 思いがけない一言がモチベーションを上げることが可能であるのと同時にがくっとモチベーションを下げて しまうこともあります。

それだけ言葉の力は大きいということです。

主役である選手がグランド上で良い精神状態でプレーできるためにはモチベーションの波をいかに小さくし、常に高い位置でキープできるかが大切です。

1人1人の特性に合わせて任せる仕事や役割、声の掛け方を変えられるように指導者や役職者、まとめる立場に いる方々は意識して取り組んでみて下さいね!

❸ストレス特性
⇒ストレスの感じにくい仕事や役割、コミュニケーションは何か、逆にストレスの感じやすい仕事や役割、コミュニケーション は何かを数値化したものです。

人にはストレスを感じにくいことと感じやすいことが存在します。 
ここで1つの簡単な例をご紹介しましょう!

例)
A君の特性⇒分析することや細かい仕事を好み、データに基づいたプレーをする選手。 
B君の特性⇒大胆さや思いっきりの良さが魅的で、自分の感覚や直観を信じてプレーする選手。

この2人が監督やコーチから、
「次の試合、前もって相手のデータを分析し、まとめて資料を提出すること。データに基づいて 試合に臨むこと」と全く同じことを言われたとしましょう。

この時、A君とB君で伝えられた時の反応や感情、ストレスの感じる度合い、モチベーションの上がり方はどうでしょうか。 

皆さんはもうお気づきですよね!

A君⇒ストレスを感じることなく、モチベーションは上がり、より細かく分析したデータをまとめると思います。 
B君⇒おそらくデータを見ること、まとめることにものすごくストレスを感じると思います。

このように2人は全く違う感情を抱くということです。
  
つまりは全く同じことを伝えても人によってモチベーションの上がり方に違いがあり、ストレスを感じやすい人と感じにくい人がいるということを皆さんには知ってもらいたいです。

意外とチーム全員で同じことをやらせたり、統一させたり、あいつはやってるのにという言葉をかけたりすることは 多いと思います。その言葉が逆効果になってしまう選手がいることを理解しておいて下さい!

そして選手に伝える時に気を付けてほしいのは自分にとってストレスの感じにくいことは周りに人にも勧めてしまう可能性があり、それによってストレスを感じやすいと思う人がいることを必ず頭に入れておいて下さい!!

自分が良かれと思いアドバイスをしたつもりでも、相手の取り方によってはストレスを与えてしまっている 可能性があるということを理解しておいて下さい。

主役である選手達のモチベーションやストレスはチームや組織の結果、成長、発展に大きな影響を与えます。 

だからこそ1人1人と寄り添い、選手と伴奏していけるようなシステムが必要です! ビノベーションレポートはそのサポートをしてくれるアセスメントレポートであるということを是非皆さんにも 知って頂きたいと思い、2週に渡りご紹介させて頂きました。

コミュニケーションの質の向上、関係性の質を向上により、チームや組織の結果に繋げるために、まずは自分と相手やメンバー の特性を知ること。 そして、自分と相手の共通の特性と異なる特性を照らし合わせることで、お互いにとってわかり合える部分、ちょっと 接し方を変える部分が見えてきます。
もっと詳細を知りたい方はご連絡ください!

1対1の関係性の向上を増やしていくことでチームや組織の関係性の質の比例するように向上していくと私は考えます。 チーム、組織全体をまとめるためにまずは1人1人と本気で向き合いましょう!!

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佐藤 旭

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