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牛すじは、見たら即買え!

「お!あるある!今日はあるぞ!あったぞっ!」

いつものスーパーにて。
目に入ったなら、即!
一瞬たりとも迷わずに、カゴに入れるべし!
「他を一回りしてから」なんて悠長なことを言っていてはならない。
それどころか、ちょっとでも目を離してはならない。横から誰かにかっさらわれるかもしれない!
とにかくそこにあったなら、四の五の言わずにパッと手を伸ばして、確実にとらえるのだ!

「何を」って?
牛すじですよぉ、奥さん!

どういうわけか、牛すじが、手に入らない。
ウチの近辺だけなのだろうか。「今日は牛すじを買おう!」と思って出かけて行って、売り場にあったためしがない!たまーに見つけても「積んである」なんてことは絶対になく、多くて2パック、大抵は「凛と孤高の1パック」が牛肉売り場の片隅で静かに鎮座ましましている。
だから、牛すじとの出会いは一期一会である!運である!
今夜の献立とかなんとか、そういうことはどうでもいいから、見かけたら即買い!どうやって食べようとか、そんな先のこともどうでもいいから「まずは手元に確保する」癖がついている。

狙いは。
「コラーゲン」ですよ!
牛すじにはコラーゲンが「どやっっっっっ!」ていうくらい含まれているのです。もうプルンプルンなのです。

ご存知と思いますが、コラーゲンはお肌のハリのもと。
できるだけ日常的に摂取したい!

買ってきた牛すじは、下ゆでして保存。
いつでも好きな時に食べられるようにしておきます。

パックから出した牛すじ。
かたくてかたくて、とても包丁なんか入りませんので、まんま丸ごと下ゆでします。

まずは水だけで10分茹でる。ぶくぶくアクが出ます。
茹でこぼして、ざっと牛すじを洗ったら、あらためて、牛すじを圧力鍋に入れて、水はひたひたに。

臭み取りに生姜と長ねぎとローリエ投入。
これは胡椒とクローブでもいいし、八角とか五香粉でもいいし、なんならチューブ入りのおろしニンニクとかおろしショウガをブチューッと入れてもよい。なにかあり合わせの香りのものを適当に入れればオッケーです。

蓋をして火にかけ。圧力ピンが上がったら加熱時間は15分。
火を止めたら、ピンが下がるまで待ち、さらに粗熱が取れるまで置きます。
粗熱が取れたら、キッチンバサミで牛すじをザクザクと、食べやすい大きさに切ります。あんなにかたかったのが嘘のように、ちょきちょき切れます。
はい、こんな感じのプルプルに!(まな板に取り出して包丁で切ってもいいです)。

鍋ごと冷蔵庫に入れましょう。

私はここまでを、夕飯が終わった後やりまして、寝る前に冷蔵庫へ入れてます。

さて翌朝。こんな感じに。
脂が固まってますので丁寧に取り除きます。とった脂=牛脂は、炒め物やスープの風味づけなどに使ったり、ハンバーグのタネに練り込んだりしてもおいしいです。ステーキとかすき焼きとかの豪勢な予定があれば、その時にお使いいただいても。

脂のしたからあらわれたのは・・・・・
うわあ!ぷるぷるコラーゲンだ!ぷるぷるぷるぷるぷるぷるだ!

ここまできたら、小分けして、冷凍保存。
あとはいつでも、食べたい時にパパッと使えます。

味噌煮込みにしたり。

トマト煮込みにしたり。

あり合わせの野菜と炒め物にしたり。

なんならスープに入れたりするのが一番簡単でしょうか。長ねぎとかわかめとか適当にいれて、たまごでとじるとか。あー美味しそう!
カレーとか、シチューとか、肉じゃがにしてもいいし。あ、おでんもいいね!

とにかく下ゆでが済んでいるので、調理はあっという間です。
ぷるぷる牛すじ。圧力鍋の威力が発揮される食材ですね。まだ圧力鍋を持っていないという方、この際一つお買い求めになることをお勧めします。そんなに高いものを買う必要はないかと。手頃な値段のもので十分ですよ。

コラーゲンといえば、皮膚や腱、軟骨などを構成する繊維状のたんぱく質。でありながら、コラーゲンの量のピークはなんと!25歳!60歳だと約1/3だと!えーーーー!てか、おいおい、ウチの娘(26歳)すらピークをすぎてんのかいっ!

さてそこでコラーゲンを食べようというわけですが。
そうはいってもコラーゲンもたんぱく質の一種でして、要は胃や腸で消化されアミノ酸になったあと、果たして思惑通りにお肌にきてくれるか、実はわからんと言われていました。

が。昨今の研究で。
確かにそうなのだが、皮膚にトラブルがあると、コラーゲンとして摂取したものが体内でコラーゲンを作る線維芽細胞の増殖に役立っているのではないかという研究も報告され始めたそう・・・って、『ためしてガッテン』でいってた!

いずれにしても。
良質なたんぱく質をしっかりと、美味しく摂ることはいいに決まっているのでして。

今日も今日とて、牛肉売り場に鋭い視線を投げつつ、牛すじを見かけたならロックオン!確実にゲットし、「なにに入れてやろうかかな」とほくそ笑む日々なのです。

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