『君と彼女と彼女の恋。』やってみた
毎日は、階段のように過ぎてゆく。
一度疑問に思ったらその途端、足を上げるのが辛くなる。
だから、一歩、一歩、何も考えずに、上る。
ー冒頭ー
初めまして。あさげと申します。
今日からnoteで、プレイしたゲームの感想を綴っていこうと思います・・・
クリア後から一晩経ったいま、感動と興奮と恐怖がまだ冷めないうちに。
『君と彼女と彼女の恋』
2013年6月28日にニトロプラスから発売された18禁恋愛ADV.
テーマは『純愛』
プレイした経緯
僕は普段、暇さえあればYOUTUBEでダラダラと動画を見ているんですがその時たまたま見つけた動画でこの作品が紹介されていたんです。
倫理的にアウトなシーンなんですけどその動画をみて興味がわいたのです。まるで去年プレイした某文芸部みたいだと。
あと登場キャラクターがどっっっっっっっストライク(ここ大事)
ただ、いざ調べてみると
2013年のゲームでwindows10に対応していない!?
18禁ゲームでsteamで配信されていない!?
焦りました。
でももう、一度やりたいと思ったら意地でもやりたがるのが僕の性分で
全力で調べた結果DLsiteでダウンロード版が配信されていたのを
知りました。
即購入。
Windows10は対象外っぽかったんですけどなんか無事に起動できました。
よかったあ
自分好みのゲーム(以下ネタバレあり)
とにかくゲームの演出に驚きっぱなし。
はじめは美少女ゲーム特有の展開で、平凡で冴えないモブ中のモブ主人公(須々木心一)が紆余曲折ありながらもヒロイン(曽根美雪)と付き合うのだが、いざもう一人のヒロイン(向日アオイ)を攻略しようとするとその
攻略阻止しようとしてくるのだから。
美雪が、ある時を境にゲームと現実がシンクロしていることを認識して心一の行動を監視したり、プレイヤーにとっては美少女ゲーにおいて複数のヒロインを攻略するのはあたりまえだと思うのに対して、ヒロイン側にもプレイヤーを愛する思いがあることで、複数ヒロインの攻略を一番最初に付き合ったヒロインに対する裏切りとするメタ的な展開がとても面白い。
美雪がプレイヤーに対して初めて語りかけてきたシーンはほんと衝撃的。
ゲームと現実の境界があいまいになればなるほど世界観に没入できるのよ。
ゲーム後半からは美雪がゲームの世界をアップデートしてストーリーが書き換えられていたり、心一ではなくプレイヤーに対して愛情を抱くようになり更にゲームと現実が混合してきた。
美雪によってアップデートされたためか、UIも素人が組んだようなチープなものになってたのは興奮した。
あと、心一ではなくプレイヤーが殴り殺されるシーン。
プレイヤーの画面ではメニューを開くこと以外操作の一切が受け付けなくなる演出には感動した。
ゲーム内のキャラクターがプレイヤーと同じ立場にたってストーリーが進むのは本当に斬新だし、なによりこれが2013年発売のゲームということに
驚き。
今ではundertale然りDDLC然りこのようなゲームは有名になってきたと思うが、当時のプレイヤーからしたら驚愕ものだっただろう。
金属バット恐怖症
はい。もうトラウマです。
僕はイヤホンをつけてプレイしたのですが打撃音がもうあまりにも
生々しくて生々しくて生々しくてつらいよぉぉぉぉおお(金爆感)
純粋で無垢でただひたすらの愛ゆえなのですが、プレイヤーが美雪との
約束を破ってしまった末路なのですが、とにかく惨い。
バイオRE4のチェーンソーマン即死より惨い。
この時美雪が歌っていたハッピーバースデーの歌もトラウマになってしまい
心一監禁時のセーブデータにあった誕生日会のところでも身構えてしまいました(笑)
あと金属バットではありませんが美雪がハサミで心一の髪を切ったりカミソリで髭剃りをするシーン。
ドッキドキしながら進めてました。命握られている感覚。
凶器持たせないで。
当方断然アオイ派です。
怖かったシーンを上げるとキリがないのでそろそろ。
今まで美雪のことばかり語ってきましたがそれはあまりにも恐ろしくて
いい意味でも悪い意味でも印象に残ってしまうわけで。
最初に言う通り、当方断然アオイ派です。
向日アオイは最初は何の人間らしい感情を持たず、ただ主人公とのイベント
CGを回収するだけのアンドロイドのような存在(そういう役目)だったが
心一(プレイヤー)と美雪の三人があるきっかけで友達になることで少しづつ人間らしくなっていく。
まず見た目がどストライク。目が死んでいるのがまたいい。
アオイが気になってゲームを購入したみたいなところもあるし。
話し方や仕草も好き。
少しづつ人間らしくなっていくのにつれて目に明りが灯るのもとても良い。
僕の好きな漫画のヒロインに雰囲気が似てる。
美雪ルートのバッセンでのイベントは僕も少し勇気をもらえたような気がするし、健気に美雪との恋を応援する姿勢に惚れた。
て感じで、個人的に今まで出会ってきた創作物のヒロインの中でもトップに
好きなキャラです。
秀逸なBGM
僕にとってゲーム内音楽というのはとても重要な要素の一つだと思います。
BGMを聴けばそのシーンを思い出すことができたり、ゲームをプレイしていた時の記憶を追体験できるような気がします。
このゲームのBGMはどれも美麗で聴きいってしまいます。BGM一つ違うだけで安らぎから愛情、そして怒りや殺意までも表現できてしまうなんて本当にすごいですよね。
個人的に一番好きなのは『男、即ち、浪漫』です(笑)
美雪か、それともアオイか・・・・・?
最後に美雪かアオイのどちらかを選ばなければいけないのですが
今までのストーリーを思い返しながら、
少し時間をおいてアオイを選びました。
美雪も美雪ルートの最後まではよかったのですがその後がね・・・
(こえーもんはしょうがねーだろ!こえーんだから!!)
エンディングは演出、音楽ともに完璧で理想のエンディングでした。
エンディング曲の歌詞はまさに今別れてしまう二人の言葉のようで、
感極まりました。
心一と美雪の二人の思いがつながることを信じて・・・
そしてまたいつか別のゲームで、アオイの記憶が、バグが息づく別の
ヒロインとして出会えることを信じて・・・
最後に
僕はこのゲームに出会ったのは運命だったんだと思います。
僕にとってはまさに理想のゲーム。
初めてのエロゲーにしてはかなり変化球ではありましたが、逆にこのゲームが初めてでよかったとも思っています。
そしてこの出会いをきっかけにこれからのゲームに対する楽しみ方が変わっていくことでしょう。
たかがゲームではありますがたまにはそんなゲームの世界観にどっぷり
漬かるのもいいことだと思います。
OSTを聴きながら今度牛肉のトマトジュース煮込みでも作ろうか・・・
初めてゲームの感想を書きなぐってみましたが意外と書けるもんですね。
書くのに時間はかかるわ文章ぐちゃぐちゃだわで見るに堪えないと思いますが、ゲームの感想を書きながらプレーした時の心情を思い起こすのには
いい時間でした。
また次に、感動して感想を書きたいと思ったゲームがありましたら
書こうと思います・・・
では。
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