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人生の割合

やらなければいけないこと、をかろうじてやっているだけの状態が続いている。
こんなにも「今年の目標」や「やりたいことリスト」が浮かばない1月は初めてかもしれない。
やりたいことは、一応いくつかあるのだ。
しかしそれらは、いつかやれたらいいなレベルのもので、実行したいとは思えない。

今できる範囲の中でやりたいと思い、すぐ実行できるもの……はない。
毎日やらなければいけないことをなんとかこなし(できない日ももちろんある)、疲れ果て、あとの暇な時間は何もやることがない。
以前だったらその自由時間に手芸や読書やゲームをしていた。
カフェに行ったり街に出かけたりもしていた。
今はどれもこれもやりたいと思えず、一層苦痛な時間を過ごしている。

社会人ってこんなものなのかな、と考えたりする。
私はまともな社会人になったことがないからわからない。
例えば働いている人は朝から晩まで労働に追われ、帰宅したらご飯食べてお風呂入って寝るだけ、休日は疲れてずっと寝てる、みたいな。
やりたいことをする時間もなければ何かをやりたいと思う余裕もない。
そういう暮らしを続けているのだろうか。
社会人の実情がどんなふうであっても私の意欲の消失とはなんの関係もないのだけれど。
つい、考えてしまう。

みんなが案外つらいこと9割で生きているならもう仕方ないのだろうか。
9割のつらさと1割の幸せ。
そういう割合でみんな納得しているのか。
私は納得できない。
どうして望んでもいないのに生まれてしまい、9割のつらいことを体験して我慢しなければいけないのだろう。
割に合わないと感じる。

何もやりたいと思えなくとも、脳は回転し続ける。
答えのないようなことを延々と考えることでしか時間を潰せない。

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