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塩分依存、狂い

先月引きこもっている間に、かなり塩分を摂った。
普段から塩気のあるものが好きだったけれど、先月は塩分を摂り過ぎたという自覚があるくらいには塩分を摂取した。

鬱状態が酷く、家事も趣味もやる気が起きないなかやることは横になるか食べるかの二択だった。
だからとにかく食べた。
朝昼夕の食事に加えて間食を何度も挟んでいた。
その間食はカップラーメンだったり、冷凍食品だったりもしたけれど、一番食べたのは堅あげポテトうすしお味だった。
なぜか堅あげポテトをバリバリ食べている間はリラックスできたのだ。

そして最近。
引きこもりを脱しつつあり、家事や趣味も少しずつ再開している。
それでも口の中は堅あげポテトを求め続けている。
あまりにも食べ過ぎたのだ。
堅あげポテトが口の中の日常になってしまった。
ふとした瞬間、口が堅あげポテトを欲している。
それは日に何度も起こる。

塩分依存状態になったら、甘いものが欲しくなくなった。
嫌いではないけれど、食べたいとは思わない。
甘いものでカロリーを摂るくらいだったら、塩気のあるものを食べたい。
願わくば堅あげポテトを。

塩分摂り過ぎで死ぬなら本望だと昔から思っていた。
好きなものを食べて死のう、と。

ただ、塩分を摂り過ぎておかしくなったのか、なんだか口の中がいつも苦い気がする。
このまま突き進めば本当に死ぬかもしれない。
少し、怖くなってきた。

そして、もちろん太った。
人生史上最高体重にまた登りつめてしまった。
でももう堅あげポテトなしの生活が考えられない。

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