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私をつくってきたものの未来について

17年くらい続けているブログがある。
そのブログにはその時時で考えていることを書くようにしている。
全然更新しない年もあれば、結構な頻度で書いている年もあった。

そのブログを、20周年になった時に本にしよう、と今年くらいから考えていた。
ブログを本にしてくれるサービスを利用して、一冊だけ自分のために作ろうかと。
でも、ちょっとここ最近迷い始めた。

数年前までは過去の記事を読み返すことがわりと楽しくて、たまに読んでいた。
内容のほとんどは鬱状態で苦しいって話が多いのだが、それを読み返すことで今の状態と比べて良くなっているかどうかを確かめていた。
それが最近は、読み返すことが少し苦痛というか、なんとなく読み返したくないと思ってしまう。

なぜだろう。
アナログのノートにも思考を書き出しているからもういっぱいいっぱいなのかもしれない。
ノートや手帳に記録をつけることで、ブログを読み返さなくても状態の変化がわかるようになったというのもあるかも。
それと、自分の書いた文に酔うことがなくなったというのもあるかもしれない。
文章を書くのは昔から好きで、得意でもあると思っていた。
しかし最近は、文がうまい人はごまんといるし自分の文を読み返したいと思うほど自分の文に魅力を感じない。

だから、本にしたところで私はその本を読むのだろうかと疑問を抱き出したのだ。
今は読み直さなくとも死ぬ間際に読みたくなったり、するのかもしれない。
わからない。

とにかく膨大な文量を本にすることになるから、お金はかかりそうだなと思う。

20年やったブログを、この先10年後、20年後、30年後も続けるのかどうかも決めかねている。
ただ、私の人生の半分以上をともにした、大切な存在であることはたしかだ。
生きることと食べることと寝ること、その次くらいに継続してきたのがブログを書くことなのだ。

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