こんな学校あったらいいな

みなさんは、どんな学校だったらワクワクしますか?

テストや宿題のない学校?

ゲームやパソコンを好きなだけ出来る学校?

それとも好きな科目だけ勉強できる学校?

みんなそれぞれ、理想の学校は違うかもしれないですね。

ではそもそも学校って、

毎日通わないといけないのかな。

みんな同じ時間、同じ勉強しないといけないのかな。

きっと本当はそんなことはないはずです。

大人になって思い返してみると、

小学生の頃学んだことで、その後の人生で役に立ったこと、

それは授業で得た知識だけでなく、

それ以外の場所や時間で得たこともたくさんありました。

むしろ、それ以外で学ぶことの方が多かったかもしれません。

休み時間や放課後に友達と遊んだこと、

ウサギやニワトリや金魚をみんなで飼育したこと、

通学路で四季や自然に触れたこと、

遠足や修学旅行に出かけたこと、

そして、いたずらして近所の大人に叱られたこと。

そういう中から、色々なことを、

人生において大切なことを、学んだ気がします。

みなさんは、アルプスの少女ハイジのお話を知っていますか。

ハイジは山小屋で、おじいさん、犬のヨーゼフとヤギと暮らしています。

そして羊飼いのペーター、車椅子に乗っているクララがお友達です。

自然と動物と少数のお友達と、そしていつもそばで見守って、大事なことは導いてくれるおじいさん。

そんな環境の中で成長していく少女の物語です。

ここには教育の大切なことが、ほぼ含まれていると思うのです。

コンクリートの建物から飛び出して、

自然に囲まれた、広い公園や森林の中で、

草木や動物からその生態や神秘を学んだり、

あるいは寝転がって本を読んだり。

友達と遊んだり、歌ったり、

または、そよ風や暖かな日差しに包まれながら、

草花で冠を作ったり、絵を描いたり。

自分の興味あることを自由に選択できる、

そんな学校があったらいいなと思いませんか。

登校時間や下校時間もなく、

行きたい時に行けばいい。

雨や雪が降っている時は、

家でその雨や雪を観察してもいいし、

おうちのお手伝いをしてもいいかもしれませんね。

何日か家にいたら、雨が上がった時には、

またお友達に会いたくなるでしょう。

興味があったり、才能があったら、

例えば音楽やスポーツ、将棋やプログラミングなど、

早くから学校の枠を飛び出して、

専門の先生について学べたら素晴らしいですね。

そしてもし戻りたくなったら、

またいつでも学校に戻っていい、

学年とか関係なく。

そんな自由度がある学校だったら、

安心して色々なことにチャレンジ出来そうですね。

人間も自然の一部です。

自然のリズム、神秘、脅威、それらを学びつつ、

人として生きていくための基本的な知識と社会性、

それらが身につけば、

教育としては充分だと思うのです。

もっと自由で様々な形態の学校が増えたら、

そして選択の幅が増えたら、

一人ひとりの可能性が、

もっともっと引き出されるのではと思います。

みなさんがワクワクする学校、

大人も羨むような学校が増えるといいなと

心から願っています。

興味を持ってくださり、ありがとうございます。 励みになります。これからもカウンセラーとして 一人の大人として精進していきたいと思います。