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頭の中で考えてることを綴りたい1 ~記憶~

ふと、「記憶」の作られ方が気になった。

池谷裕二さんの『記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方』(ブルーバックス)を断片的に読んだ。

記憶形成のキーワードは海馬。「記憶の枢軸を担う部位」「高次脳機能を有する部位」「可塑性を有するが故に疾患に弱い部位」であることを理解する。

可塑性が重要であるのは、ものすごくざっくり言って、人が生き抜くため。認知―学習―記憶―変成という行為を持って、外界への適応がなされる。その適応能力を有するために、可塑性が求められる。

また、可塑性は二種類に分かれる。「生理学的可塑性」と「構造学的可塑性」。海馬は両方の可塑性を備えている特別すぎる部位。

その可塑性を可能にしているのは、海馬が興奮性神経線維だがミエリン鞘を持たない無髄軸索だからとのこと。

「ミエリン鞘」「無髄軸索」「興奮性神経線維」という言葉をまったく知らず、現在調べながら理解を深める練習をしている。

知らないことを調べていく過程は、自分で考えて発見したいと思うものである限り、とてもたのしい。

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