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浅田の朝食

 日本料理、和食の基本形は、飯、汁、菜、香の物の4点からなり、家庭においては一汁三菜の献立が一般的であったと言われています。「一般的であった」というのは、現代の日本人の食生活は、洋食の影響を大きく受けて多様化し、その基本型が概ねなくなってしまったからです。米を主食として、主菜一種、副菜二種に漬物と味噌汁という、本来の日本の家庭の食事に立ち返り、料亭で培ってきた料理とおもてなしを生かした朝食で、お客様に一日を始めていただこうと考えたのが、日本橋浅田の朝食です。

 現在は、炊き立てのご飯にお味噌汁、4種類のお菜に香の物、さらに3種類のお菜を小箱に詰めてご用意しています。そのほかに、野菜サラダ、フルーツ、ヨーグルト、食後のお茶を加えた献立を「浅田の朝食」として、毎朝お客様のためにご用意しています。

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日本の朝ごはん

 朝食をきちんと食べることは、私たちの健康に寄与し、気力に満ちた一日を過ごすための活力になってくれると考えます。また私たちは、日本の長い食文化の中で培われた伝統の料理とその知恵を、日本の朝ごはんを通して、お伝えしていければと考えています。さまざまな文化の影響を受けて、多様化する食事の中で、「日本の朝ごはん」に思いを込めて、日本料理のすばらしさをお伝えしていきたいと思います。

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