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大分2日目その①(旅メモ)

思い立ち、大分に飛んだ先週末。弾丸ツアーの2日目はエンジン01文化戦略会議@大分。オープンカレッジ2コマに加えて「夜楽(やがく)」に友人と参加。

▼オープンカレッジ
https://www.enjin01.org/open-college/

▼夜楽
https://goo.gl/v4692q

【竹西ロジクバー】に集ってくださった登壇者(先生)は安藤桃子さん(映画監督/リーダー)、大樋年雄さん(陶芸家)、岡田直也さん(コピーライター)、松尾豊さん(東大特認准教授)。


7名のテーブル4つに、それぞれの先生が30分逗留してくださり語らうというもの。当日は撮影禁止、録音禁止でしたが、メモはOKなので手帳をまるまる2ページつかって記録に励みました。

<安藤桃子さん篇>
・時間がたっても色がきちんと残ったままだった桃子さんの口紅。どちらのブランドですかと伺った答えが以下URLのもの。同じテーブル全員(女性)メモ!

▼オーストラリアのオーガニックコスメブランド「ZUII」
http://www.zuii.jp/

・映画館に足を運ばせるハードルがあがっている。フライヤーをみたときに、「ひっくりかえしたくなる(裏面の情報を欲しくなる)」表紙をどうしたら実現できるか、知り合いのデザイナーと考えている
・心情の発動、心のひだを感じさせるための方程式がある(コマ割り、カット展開、デジタル信号)=リアルに感じなければ、心が動かない

<松本豊さん篇>
・現代は「ことば文化」、ラインのスタンプや絵文字で感情を表現。文字列が意味を持ち、時制をもつのは人間だけ。言葉はシグナルである。
・人間はいろいろなものに恋をする、感情移入し擬人化する性質がある。ここでわたしから「センセイ、恋ってなんですか?」と質問したところ「恋は生存欲求です」との回答。評価関数の底上をすることだと。具体的な評価関数の上げ方をうかがいました(笑)→このくだりは「博士の愛した数式」「センセイの鞄」のようでした。
・抽象化を仕組みにすることで、AIが生まれる。
・記憶を定着させるには「情報の要約」と「記録(残す)」作業の繰り返し以外にない。


<大樋年雄さん篇>
・日本酒のプロデュースに関わり、業界の常識をくつがえす提案をしている(具体的に聞きましたが割愛)。そもそも「XXXでなければだめ」と決めるのは誰なのか。なぜそれでなければダメなのか。
ナンセンス!といわれることをつなぎあわせていかなければ新しいものは生まれない。自分ひとりのためでなく、世界のために「ありえない」ことをたくさんしていくことが使命。
・最強のチーム作りをしていきたい。尊敬する専門家とコラボレーション。スポーツのように、ポジションを決めて、みなでゴールにむかいたい。

<岡田直也さん篇>
・コピーだけでなく、派生した文章に関わる仕事にシフトチェンジしている。活動の場所を思い切ってこれから変えていく。「遺言」を残されたと知り、あわててチェック。
▼「岡田直也さん、大阪への遺言!」(モノカキ/モノ会議)
http://monokakimono.jp/event180117/

音楽活動もされていて、ギター兼ボーカルと!それは一番もてるやつですねと同じテーブル一同で申し上げると、恥ずかしそうに笑っておられました。

【まとめ】
・素直、研究熱心、好奇心、柔軟性、というキーワードが共通する先生4名。本物を知り、語るからこその説得力がありました。特に新しいものへの取り組み方。わたしももっともっと開いていこう!
・自分の今いる場所より、高次のステージにいる方と一緒に過ごす機会をつくっていきます。得られる情報から自分の思考、行動が変わること実感。てっとりばやい進化術です。
とにかく打席に立たないとお話にならない。「ああ、いい話をきいた」と消費しておしまいにせず、どう自分が活かしていくか、どう還元していくか、真剣に取り組まないとわたしの成長はないなと結構あせりました。今日出社し、部門の上長に今回の旅のハイライト報告とともに、来週の執行役員との一対一のプレゼンで伝えたいことを話したところ、「いいね」と。

あこがれているうちは半人前。自分の力に変えてアウトプットしていきます!

トリスと金麦と一人娘(2023 春から大学生になり、巣立ちます)をこよなく愛する48歳。ぜひどこかで一緒に飲みたいですね。