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他人軸になりがちなわたしはランキングやおすすめ〇選みたいな情報は「見るだけ」でいいのかも
ある日、美容院へ行った。
わたしの場合、美容院ではカットだけでなくカラーもやってもらう。
カラーをやってもらっているときは待ち時間が生じるため、いつも用意してもらう雑誌を読んで過ごしている。
その日最初に手に取ったのは、生活のあらゆるアイテムを、モニターの人やそのアイテムに精通している人が試して、使い心地などを評価してランキング形式で紹介している雑誌だった。
読み進めていると、スキンケアアイテムのランキングを紹介しているページにたどり着いた。
すると、わたしが普段愛用している化粧水が載っていた。
その化粧水の評価を見るとあまり良くなく、ランキングは下の方だった。
「え!?わたしが使っている化粧水って、こんなに評価悪いんだ…」
わたしは自分以外の人の言葉に敏感だ。
なので、使っている化粧水のあまり良くない評価を見たとき、胸がぎゅっと締め付けられる感じになった。
美容院に行った日の夜、お風呂に入ってあがった後、「さて、スキンケアするか」といつも使っている化粧水を手に取った。
数時間前に美容院で読んだ雑誌のことを思い出す。
「わたしはこの化粧水、良いと思うんだけどな…」
そう思ったときふと、前に観たドラマの登場人物のセリフを思い出した。
そのドラマというのは、女優の木村文乃さんが主人公の『ちょこっと京都に住んでみた。』。
木村文乃さん演じる佳奈が京都に住む大叔父の家に行き、しばらく滞在して京都の文化や習慣を知っていく話である。
ある話で佳奈が京都の美味しいお菓子を買いに行こうと、ネットでお店を探そうとしていた。
するとそれを見た大叔父が、「ネットなんか見たらあかん。自分の嗅覚を頼りに美味しいと思うものを見つけなさい」みたいなことを言った。
大叔父の言葉を聞いた佳奈はネットでお店を調べるのを止め、自転車を走らせて勘で「良さそう」と思うお店を見つけていく。
わたしは、この大叔父の言葉を思い出してこう思った。
「そうか、雑誌で紹介されているランキングとかおすすめ〇選は人が決めたこと。参考にするのは良いけれど、自分が良いと思ったものがあるのだったら、それを使っていけばいいじゃないか」
HSP気質のわたしは、他人軸で行動しがちだ。
自分軸で生きることが今の課題なのだけれど、今からできることの1つに「人が決めたランキングやおすすめ〇選は「見るだけ」にとどめて、引っ張られないこと。自分にとって心地良いと思ったものを使っていくこと」が上げられるなと思った。
ときには人の言葉を参考にすべきこともあるけれど、人の評価を全てうのみにするではなく、自分の評価で選んでいくこともすれば、自分軸で行動できるのでは。
わたしは雑誌を読んで以降もずっと同じ化粧水を使って、自分が思う心地よさを感じている。
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